ウトロを散策・前編〜遠音別川、オロンコ岩(2022/09/01) 2 しう@そと 2022年9月8日 11:15 早朝7時、【知床ネイチャーガイド 星の時間】さんの案内で、秋だけの期間限定ツアー「サケをめぐる生き物ウォッチング」へ。 待ち合わせは道の駅『うとろ・シリエトク』。ガイドさんとも3年ぶりです。 サケの観察にはもってこいの遠音別橋。 このオンネベツ川にサケが上ってくるのです。水平線に見える白い点は海上保安庁の船。 (左)上流には「遠音別さけ・ますふ化場」があります。(右上)少しだけ川沿いに歩いて行けます。(右下)鹿が森に帰るためのゲート。一方通行です。 川岸は見事な断層! サケはまだ少ししか上ってきていませんが、9月下旬頃には埋め尽くすほどの魚影が見られるはずです。 ウトロに戻る途中のR334沿い、弁財岩です。(この途中までには有名なオシンコシンの滝や三段の滝もありますが今回はスルー) オジロワシが営巣しています。 胸元が白い、こちらが子ども。ウトロ近郊でオジロワシを見かけたら、ここのファミリーかも知れませんね。 1時間のガイドはあっという間に終了。しばらく車内でお仕事後、15時頃にガイドさんに教えてもらったペレケ河岸公園へ。 滑床で美しい清流です。ここにもサケが遡上しますが、今日は数匹見ただけ。 魚道、遊歩道が整備されています。 しかし怖い。今にもヒグマが出てきそうで、これ以上は進めなかった。今グーグルマップを見たら、ペレケチャシ跡というのもあったみたい。 水浴びするカワガラスちゃん。でも撮影に集中できない。背後がガラ空きになるのが怖い。もう退散。 続いてウトロのシンボル的パワースポット、オロンコ岩へ。 (上)観光船乗り場から見た風景。(下)三角岩。埋め立てた駐車場でつながっています。 三角岩の根本。根室の車石より車輪ぽい! (上)柱状節理の岩盤は崩れやすいので金網で覆われています。(下)岩肌にはカモメがたくさん営巣しています。落とし物に注意! 先住民族「オロッコ(Orokko=ウィルタ)族」が住んでいたというオロンコ岩。きっと、こういう穴に船を入れていたり、竪穴住居にしていたんだろうな。 オロンコ岩は高さ約60m、急峻な石段を約170段も登ります。周辺ではエゾシカの食害などで少なくなった様々な植物が集中して見られる植生の縮図でもあり、その意味でも聖地です。 頂上に到着したら、ご機嫌で撮影している親子がいた。危ないよー。 先程の三角岩。大型観光船『おーろら』発着点です。 知床連山も見えます。山頂の笠雲が一筋になってカッコよかったんだけど、あっという間に消えてしまった。 この日の雲は、何かが大勢で走っていくようだった。 雲の流れに見惚れてしまう。 そうこうしているうちに17:40を過ぎ、西の空には雲が広がっていた。 海上保安庁の船も捜索を終えて帰路につきます。 17:55頃、雲間から真っ赤な夕陽が顔を覗かせました。オロンコ岩で夕陽を見ようと集まっていた観光客から歓声があがる。 諦めなくてよかった。宝石のようなひとときでした。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #写真 #夕陽 #北海道旅行 #知床 #北海道のここがえーぞ #雲の写真 #オジロワシ #ウトロ #ネイチャーガイド 2