「先生、もめごとが起きそうです!」
朝イチの
「先生、もめごとが起きそうです!」の生徒からの呼び出しはすでに解決が見えている。
今回も「もめごとになってるの?」と尋ねると
「いや、揉めてない」という生徒の返事。
「どうなってるの?」と尋ねると
学校行事でリボンをクラス全員で付けたいけど
「みんなと同じリボンをつけたくない」という2人がいる、とのこと。
でも、ルールにリボン着用という規定はない。
「リボンは全員分用意するけど、付けたい子は持っていってね、って形にしようと思うけど どう思う?」
「いいんじゃない、リボン用意してくれて ありがとう」と答えて終了。
揉めてるわけじゃない。
「全員でお揃いのものを身につけよう」という呼びかけに「NO」と返事をするメンバーがいただけ。
集団になれば全員がYESにならない場合もあるよね。
ただ、そうなったときにどうすればよいのか どうしたらいいのかを考えるのが大切。
行事をクラスで楽しみたいと提案してくれた子がいて
提案に対して自分の気持ちを言った子がいる。
提案になりたくないと素直に言える環境があったからこその「NO」。
その「NO」を拒絶するのではなく、
「NO」を踏まえて、提案の形を検討してくれた生徒たちを見て 暖かな気持ちになりました。
「揉めごとになりそうです」=意見の対立があります
じゃあ、どうしよう?
そう考えることができれば、もう答えは自分たちの中に出ているのではないかと思います。
目の前に問題がある時、あなたは なにを考えますか?