立つこと、歩くことの重要性
立つこと、歩くこと、つまり重力に抗すること重要性、重力がかかることで、関節や筋肉に刺激がいき、脳が活性化する事実。こういう、きわめて重要なことが、立つことが出来ない人を回復させた症例論文からもよくわかる。
最近、神経学のアップデートをするなかで、平衡機能を保つために重要な、赤核網様体路、前庭脊髄路、網様体脊髄路などの論文検索している中で、二つの論文が気になったので紹介。専門的に言えば、体性感覚(特に、筋紡錘、ゴルジ腱器官などの筋緊張センサー=固有受容器からの深部感覚)などへの刺激が、網様体を刺激し、その刺激が、視床を介してあるいは介さずに大脳皮質を、活性化するということですね。(上行性脳幹網様体賦活系といわれるもの)
年寄りを、施設に入れて、寝させてばかりいることは、ボケにつながるし、子供を走り回らせないことは、脳の成長にマイナスになることを、広く知らしめたいものです。
1)積極的な体性感覚入力により意識レベルの向上がみられた症例
─上行性網様体賦活系に着目してhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2011/0/2011_Bf0856/_article/-char/ja/
2)意 識 障 害 の病 態 と原 因 疾 患
脳幹網様体、視床下部が意識の覚醒に重要であるということが説明されてます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika1913/79/4/79_4_425/_pdf