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【アニメ感想】私の推しは悪役令嬢。
今年とは、百合要素を含むアニメが結構ある気がしますね。冬には「転天革命」、春には、「わたゆり」、そして秋には1本じゃなく、「ひきこまり」と「わた推し」がありました。今年の秋アニメを同時に3本観ました。(わた推しは先に観終わりましたけど…) なんか多かったね。真逆、頻繁に放送されるなんて思わなかった。去年と比べると… (笑)
このアニメについての長文感想は下記に書いてあります。そして、この長文感想文にはネタバレがすこしありますので、ご注意ください。
内容感想
このアニメはライトノベルに基づいて作られたアニメで、全部12話含みました。あらすじは、ある日、会社から家に帰って、現実逃避のために暫く乙女ゲームをプレイし続けてから、突然ゲーム内のキャラになってしまう事です。
レイの好きになる対象は男性キャラじゃなく、クレアお嬢様でした。普通の好きじゃなく、溺愛と言えば良いかもしれない。現実の世界の同人誌即売会でクレアの同人誌を売ったことがありました。なんかやばくね?!と思いました。最初には結構現実のレイの本性がたくさん現れました。ずっと爆笑させてしまいました。
世界観は乙女ゲームの世界で、魔法を使えます。何回でもプレイしまくって、ゲームの内容に極まるほど殆ど知っているレイとしては、朝飯前に生活を過ごすと感じられます。どの点は近道か駄目かとか。特に最初から中盤くらい。
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作画
作画は個人的には原作に近いと思います。偶に作画崩壊が見えるけど、全般的には問題がありません。背景と雰囲気は、日常系異世界なりに綺麗でしたね。
登場人物
登場人物は多いが、殆どはサブキャラでした。この長文感想では女性キャラだけ (主人公とサブキャラ) についてを書きます。
レイ=テイラー
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クレアお嬢によく「平民」と呼ばれるけど、それでも、クレアの事を清濁併せ呑んで認めます。クレアの事さえあれば。最初からクレアに本性が現れました。そして、独占欲が強過ぎる。
第2話からクレアに身を委ねるくらいでした。前述の通り、この世界でクレアと朝飯前な生活を送ります。それでも、中盤からは彼女の素早く真摯に取り組む事が漸く見えるようになりました。
クレア=フランソワ
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お嬢様系のキャラクターの通りに、性格も髪型も相変わらずでした。ツンツンで、敬語遣い。最初はレイの事があまり好きじゃないけど、中盤からは段々レイに対する好感度が増える気がします。
ミシャ=ユール
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サブキャラでレイのクラスメイト。最初はよく見かけるけど、中盤ではあまり見かけなくなる気がします。
マナリア=スース
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レイに対する恋敵。以前よく王子と勘違いさせるけど、声も髪型も相変わらずでした。才色兼備で、完璧超人です。終盤くらいに現れるのはなんかちょっと短い気がしました。
展開と起承転結
展開は日常ゲーム世界系です。中盤からはなんか早く展開する気がするけど、普通に楽しませて、キャラの成長を見守るくらい没頭できます。シリーズ全体は主にレイとクレアに焦点を当てるけど、サブキャラも少しの輝きが見えます。
好感度には話が展開する度に、顕著に増えるように見えます。お互いに心を開けて、認めて、本音からの愛を歴然と見せました。
総評
個人的には傑作ほど良くもなく悪くないと思います。たまたまゆったりの部分があったり、真剣な部分があったりします。緩慢があるみたいですね。従って、普通に楽しませて没頭できます。展開は分かりやすくて、明確でした。最後の恋愛勝負は少し意外ですけど、笑わせました。ツッコミ量も適度でした。そして、お互いに育む恋愛とは徐々に大きくなって、温かくなります。なんかいい百合アニメの一つでした。
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