本が好きであるからこその不都合
私は本が好きだ。それも小説が好き。
言葉が紡がれているだけなのに、見たこともない新しい場所へと連れて行ってくれる小説が好き。
なぜ、本を読むことに、こんなにも恋焦がれているのだろう。ふと、考えてしまう。
人に話せるような趣味もなければ、何かにのめり込むこともなく、何に対して興味を持っているのか自分でもよく分からない人生を、私は送っている。
小さい頃から変わらず好きなものは、と考えたときに1番に浮かんだものが本であった。
小学生の頃から、就寝前は本を読むことが習慣で
学