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認知症の母の背中側に立ち 母の両脇の下に私の腕を入れて 身体を支えて歩かせようとすると 歩…
ある暑い夏の日 自宅の近くまで迎えに来てくれた 親戚の車に母とともに拾ってもらい 母の父親…
母は要介護4くらいの時から 立ち上がるのに介助が必要になり 一人ではトイレに行けず リハビ…
触ってはいけない 不浄なものだという事が 認知症の母には分からなくなっていて 便が出てしま…
昔、一時期 家で東京新聞をとっていた 東京新聞と うちの家族のかかわりは ただそれだけだっ…
朝 デイケアの車を待って 玄関の上がり框に 小柄な母が幼子のように 「ちょこんと」 大人しく…
朝、母を起こそうと ベッドの脇まできたが ベッドに寝ているはずの 母の姿が見えない 掛蒲団をめくってみたが やはりいない
朝、母を起こしに行くと 「今日は行く日ですか?」と デイケアに行く日かどうか 尋ねてくるこ…
「○〇(←母の名前)さんの,かっこいい髪形が好きです」 毎年母の誕生日に グループホームの…
朝、いつものように ベッドで目を覚ました 認知症の母に 「おはよう」と声をかけると 「おは…
冬のある日 デイケアから戻ってきた認知症の母の手が とても冷たくなっていたので 思わず自分…
親が鬱陶しく思えるようになった 思春期の頃からか 母ともちゃんとした大人の会話を あまりし…
夜中に「トントン」と 私の部屋のドアを 微かにたたく音が聞こえた気がした 気のせいかと思っ…
母の通ったグループホームで ある年の七夕の日に 母が震えるような字で書いた短冊に 「むすめがかえて(帰って?)きますように」 と書かれていた 母は一度目の結婚で 生まれて1年も経たない我が子をおいて 家を出されて 2度目の結婚で生まれた私は 幼少時に交通事故で 生死の間をさまようような重傷を負い