下M

元『競馬王』編集長。手がけた単行本は『激走レンジ!』『開成調教師の仕事』『絶対軸馬』『レース質マトリックス』『競馬王のPOG本』など。特に『競馬王のPOG本』に関しては、創刊前の小冊子時代から企画立案に携わり、当時の編集長からPヲタ(POGオタク)を拝命したほど。

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元『競馬王』編集長。手がけた単行本は『激走レンジ!』『開成調教師の仕事』『絶対軸馬』『レース質マトリックス』『競馬王のPOG本』など。特に『競馬王のPOG本』に関しては、創刊前の小冊子時代から企画立案に携わり、当時の編集長からPヲタ(POGオタク)を拝命したほど。

最近の記事

POG的2歳戦予想 アレクサ、当り馬券を教えて

13日新潟5Rでデビュー予定のショウナンアレクサは、『競馬王のPOG本』取材で、山本昌さんとノーザンF空港を訪れた時に取材させていただいた馬。ページを読み返してみると、高見厩舎長のコメントが全部で6行しかなく、あまり期待度が高くないかのように思えます。 実は、これには明確な原因があります。 この厩舎で紹介していただいたもう一頭、ノルドヴェストが山本昌さんの出資馬で、そちらの話題で大いに盛り上がってしまったのです。加えて、高見厩舎長自身、それほど雄弁に語る方ではないので、ペー

    • POG的2歳戦予想 めぐり愛、春

      POG取材は水物。 取材直前に外傷を負って取材対象から外れてしまったり、なぜか撮影の時にご機嫌ナナメで取りやめになったり…と、本来、撮影予定だった馬の取材が叶わないことがしばしば起こります。 例えば、グレナディアガーズは、本来、競馬王の単独取材時に出していただける予定だったものの、ちょっとした外傷か何かで別の馬に変更になったと、取材後に牧場の方からお聞きしました。 取材させていただく側としては馬の状態が最優先なので「縁がなかった」としか言いようがないのですが、どういうわけか

      • POG的2歳戦予想 種牡馬チャレンジ!?

        阪神5R 2歳新馬(芝1800m) 木曜日にサンデー・社台の1歳馬の第一次募集が締め切りになりました。 1億5000万円で募集されたのがドバイマジェスティ21で、1億2000万円がアエロリット21。前者は上にクラシックホースが2頭、後者は牡馬相手に活躍した快速牝馬の初仔で、ともに馬のデキは抜群です。 ですが、これだけの高額募集となった最大の要因は「種牡馬チャレンジ権」ではないでしょうか。 この2頭は夭逝したドゥラメンテ産駒の牡馬。後継種牡馬として、大きな期待が掛かっています

        • POG的2歳戦予想 幻の“毛の馬”登場

          阪神5R 2歳新馬(芝1600m) 『競馬王のPOG本』では、毎年、ノーザンF早来で取材したイチオシの馬の毛を表紙の地に敷いています。 過去15年で、ローズキングダム、ブエナビスタ、レーヴディソール、サートゥルナーリアと4頭がG1制覇。凄いのはノーザンF早来なのですが、おかげさまで完全な名物企画となりました。 15年で4頭なら上出来なのですが、本当ならもう1頭、G1ホースがいるはずでした。それはアルアイン。 ノーザンF早来の山内厩舎長が「感じたことのない柔らかさ」と絶賛し

          縛りプレイ

          といっても、怪しい話ではありません。 昨今のPOG、何らかの「縛り」を設けている団体も多いのではないでしょうか。 その「縛り」の最たるものが種牡馬縛りです。 実はこの手法、縛りがなくても、「各種牡馬1頭」とすることで、必然的に、各種牡馬の一番馬を揃えることになり、かつドラフトでも他の人と被りにくくなるというメリットがあったりします。 そこで、昨年の2歳リーディング1〜15位+新種牡馬&外国種牡馬の合計20種牡馬について、ナンバーワン候補を列記してみました。 ディープインパ

          縛りプレイ

          下Mリスト2022-2023

          GWが空けると、POGファンは一気に来期モードに切り替わり、指名馬リストの作成に取り掛かっている方も多いことでしょう。 私は、毎年、この時期に、競馬王チャンネルやコンビニプリントで提供する「ドラフト直前50頭リスト」を作成しており、それをベースに自身のドラフトも行っていました。編集部を離れた今年は、「ドラフト直前50頭リスト」には携わっていませんが、どうせ自分のためにリストは作らなければなりません。 そこで、今年も例年同様に「ドラフト直前50頭リスト」を準備する感覚でリスト

          下Mリスト2022-2023

          袋とじに入れるべきか迷った10頭

          『競馬王のPOG本』のウリの一つが袋とじ。取材者同士が感触をすり合わせ、推奨馬を選んでいます。その際、種牡馬や厩舎、オーナーその他のバランス等を考慮して、迷った末に推奨しなかった馬が必ず存在します。お蔵入りさせるのは寂しいので、理由とともに、ここで紹介しておきたいと思います。 なお、最終的に選ばれた10頭については、『競馬王のPOG本2022-2023』をチェックしてくださいね。 母ヴィンテージローズ(父エピファネイア・牡) 藤田オーナーの馬被りを考え自重。とにかく今年のP

          袋とじに入れるべきか迷った10頭

          ダービー馬が載っていない?

           POG取材において、撮影馬の選定は基本的に牧場様にお任せです。牧場様がピックアップした馬を撮影しながら、その馬について現場の方に取材させていただくというのが基本スタイル。媒体側が、「この馬を撮らせて欲しい」とリクエストするケースはほとんどありません。  牧場側も、なるべくなら活躍する馬を掲載したいと考えているはずで、動いている馬、良くなりそうな馬を選んでくれています。なかには、オーナーの意向で撮影できない馬もいるでしょうから、そういう馬はどうしたって掲載されない運命にありま

          ダービー馬が載っていない?

          顔が見えるPOG本

          本日、『競馬王のPOG本2022-2023』が発売となりました。今年で16年目。 昨年までは編集部員として、そして今年からは外注スタッフとしてこの本に携わり、山本昌さんの取材や、一部の合同撮影会を取材しています。また、僭越ながら、昨年に引き続き、袋とじにも推奨馬を書かせていただきました。 『競馬王のPOG本』は「顔が見えるPOG本」をテーマに掲げ、インタビュー形式にこだわっています。POGでの馬の選び方は、馬体派、血統派、コメント派など色々ありますが、確実に言えるのは、一

          顔が見えるPOG本