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国連食糧農業機関のプロジェクトとしてブータン版ゲーミフィケーション教材を開発

「THE SDGs アクションカードゲームX(クロス)」は、楽しみながらSDGsについて考え、アイデアを創出し、一人ひとりのアクションにつなげられたら、という想いから金沢工業大学の学生プロジェクト「SDGs Global Youth Innovators」が主体となって2018年に開発された。

ゲームを通じて社会的な課題解決のノウハウを実践的に身につけることができるということで、日本語版や英語版に加え、スペイン語版も開発され、世界70ヵ国、54万人以上の方々により体験されている、知る人と知るゲーミフィケーション教材だ。

このたび国連の専門機関の一つである国連食糧農業機関(FAO)のプロジェクトとして、ヒマラヤ山脈地域の農業食料システムの変革に焦点を当てた「ブータン版」が金沢工業大学により開発され、ブータンで開催されたユース会議で体験会が行われた。

通常版のカードに「農地を守ろうと、野生動物を追い払ったら、動物たちのエサが減り動物たちが危険にさらされた。(17の目標の2「飢餓をゼロに」)」といった[トレードオフカード]が9枚加わるなど、ブータンならではの課題が盛り込まれている。

体験会には100名が参加。「このゲームはブータン全土の教育現場などで活用できると思う。教育だけでなく、持続可能な行動へのモチベーションや長期的にポジティブな変化を促せる」といった感想が寄せられ、評判も上々だ。

この「ブータン版」がきっかけにどのようなイノベーションがブータンの若者から創出されるのだろうか、楽しみである。

詳しくはこちらをご覧ください
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【追記】
当取り組みは、国際連合食糧農業機関(FAO)公式サイトでも紹介されました。

【追記】
当取り組みは、国際連合食糧農業機関(FAO)公式サイトでも紹介されました。

FAO Supports Youth Innovation with Launch of Bhutan-Specific SDGs Action Card Game X (Cross)
FAO  23/09/2024
https://www.fao.org/partnerships/news-archive/news-article/en/c/1710925/

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