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過去の日本代表の優勝は東京大学と金沢工業大学のみ。CFRP強度コンテスト

以前、CFRP関連のコンテストを話題にしつつ教育付加価値日本一の記事をnoteに書いた。このときは主に国内大会を話題にしたものだが、最近、以下の記事を書いた。

facebookでは13000人を超える拡散があり、関心の高さが伺える。

【日本代表の優勝は東京大学に続き、2大学目の快挙】
米国で開催されたCFRPブリッジの世界大会 「SAMPE学生ブリッジコンテスト」で優勝。 金沢工業大学大学院 高信頼ものづくり専攻のチーム

今回の優勝はどういう点が凄いのか。

炭素繊維強化樹脂(CFRP)に使われるポリアクリロニトリル炭素繊維は、そもそも日本で発明されたもので、世界市場の7割を日本のメーカーが握っている。

CFRPといった素材は日頃、注目されるものではないかもしれないが、日航機と海保の事故で日航機のほうが奇跡的に全員助かった際のエアバスの最新機種A350-941はCFRPが多用されていた。

このことが象徴するようにCFRPを使ったものづくりは海外が盛んで、日本は立ち遅れている。

このコンテストのカテゴリーGは米国と中国が積極的に参加していることを見ても、エアバスなどに代表されるヨーロッパ勢とともに、世界でどの国がCFRPを使った設計に力を入れているかがわかる。

その中で金沢工業大学が初優勝できたことはとても意義深いのだ。


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