【レッズサポ向け】クラブW杯2025遠征の航空券費用を徹底調査

いよいよ、待ちに待ったFIFAクラブワールドカップ2025(以下、クラブW杯)の開催まで半年となりました。我々レッズサポーターにとって、この大会は夢の舞台であり、現地で応援する喜びは何物にも代えがたいものです。思い切って遠征を計画している方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、海外遠征となると、まず考えなければならないのは費用面です。特に航空券は旅費の中でも大きな割合を占めるため、早めの計画と情報収集が重要です。

そこで、このページでは、クラブW杯遠征における航空券の価格について調査しました。現時点での最安値を確認することで、渡航にかかるおおよその費用感をつかむことができます。計画を立てる際の参考になれば幸いです。

クラブW杯の浦和レッズの試合情報をおさらい

浦和レッズはクラブW杯において、予選3試合を下記の対戦相手・開催地で試合を予定しています。まずは、対戦相手や開催地、試合開始時間(現地時間)をおさらいです。

すべての試合がアメリカ西海岸で開催されるため、移動の負担が比較的軽減される点は遠征するサポーターにとって嬉しいポイントです。

試合スケジュール

  • 第一試合
    日時:6月17日(火) 12:00
    対戦相手:CAリーベル・プレート 🇦🇷
    開催地:シアトル
    開催スタジアム:ルーメン・フィールド

  • 第二試合
    日時:6月21日(土) 12:00
    対戦相手:インテル・ミラノ 🇮🇹
    開催地:シアトル
    開催スタジアム:ルーメン・フィールド

  • 第三試合
    日時:6月25日(水) 18:00
    対戦相手:CFモンテレイ 🇲🇽
    開催地:ロサンゼルス
    開催スタジアム:ローズボウル

アメリカ西海岸は、日本からの直行便が充実しており利便性が高いエリアです。一方で、費用を抑えたい場合は、経由便を利用することでさらにコストを下げられる可能性があります。

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「クラブワールドカップ2025」とは、世界中のクラブチームが集結し、真の世界一のクラブを決するサッカーの祭典です。2025年6月7月にアメリカ🇺🇸にて開催されます。

今回大会より、従来の形式から一新され、32チームが参加するトーナメント形式となり、よりスケールアップした大会が予定されています。

ここに、アジアのチーム4チームの一つとして、日本から浦和レッズが参加します。

航空券費用調査の前提条件

後述する各ケースについて、最安で往復ができるものと、直行便で往復ができるものの値段を記載しています。

今回の調査では、予選の試合のみを対象とし、3つのケースを想定して費用を調べてみましました。遠征を計画するうえでの目安としてご活用ください。

また、調べるにあたって、以下の条件・前提を設定しました。これらを踏まえて価格情報をまとめています。

  • 対象シート:エコノミーシートのみを対象とします。ビジネスクラスやプレミアムエコノミーは対象外です。

  • 別途費用:航空券価格には燃油サーチャージや空港税が含まれていない場合があります。また、預け入れ荷物料金も別途発生する可能性があります。

  • 除外対象:極端に遠回りなルートや、トランジット時間が12時間を超えるものなど、利便性が著しく低い路線は除外しています。

  • 割引の非考慮:航空会社のマイル特典や法人割引、キャンペーン価格などの特典は考慮に含めていません。

  • 出発地:日本からの出発は羽田空港または成田空港を基準としています。

  • 出発日:試合周辺の日程で代表となる便を検索しています。試合周辺の全ての日程を考慮しているわけではありません。

  • 価格基準日:検索は2024年12月31日時点で実施したもので、現在の価格状況を反映しています。(為替:157.00円/USドル)

  • 検索媒体:料金検索にはSkyscannerを使用しています。Skyscannerを基に、最適な航空券の選定を行っています。

【クラブW杯遠征ケース①】 東京⇄シアトル

まずは、東京とシアトル間を往復するケースについてです。予選第一試合もしくは第二試合、またはその両方を観戦してから日本に帰国する場合の選択肢を見ていきましょう。以下スケジュールを代表例として検索しました。

  • 出国出発日(東京→シアトル):2024年6月16日(月)

  • 帰国出発日(シアトル→東京):2024年6月22日(日)

1. 格安便プラン

料金:144,560円(トランジット1回)

このプランでは、韓国・ソウルの仁川空港で乗り換え、アシアナ航空を利用する路線が選ばれます。仁川空港での乗り換えが必要となるため、少し時間に余裕を持つことが推奨されますが、価格面では非常にお得です。

他には、台湾の航空会社であるチャイナエアラインスターラックス航空も選択肢として入ってきます。この場合には、台湾の台北で乗り換えすることになり、若干アシアナ航空利用よりも割高になります。それでも直行便と比較すれば安く済みます。

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北米大陸へのフライトの場合、仁川経由での便が安くなることが多いです。

一度西に飛んでアメリカへ向かうため、遠回りのように感じるかもしれませんが、韓国の仁川空港はアジアとアメリカ間の主要なハブ空港であり、競争力のある価格設定がなされているため、コストパフォーマンスが非常に良い選択肢となります。

特に乗り継ぎの便数が豊富で、トランジットもスムーズなため、料金と利便性を両立させることができます。

2. 直行便

料金:191,650円

このプランでは、アメリカの航空会社であるデルタ航空が最安値となっています。また、ハワイアン航空が2025年5月から東京・シアトル間に就航予定で、デルタ航空と同程度の価格で往復できる便を提供しています。

デルタ航空やハワイアン航空の便は、最安乗り換え便と比較しておおよそ往復で5万円程度高くなりますが、それでもリーズナブルな価格で提供されています。

一方で、日本航空(JAL)全日空(ANA)もシアトルとの間で直行便を運行していますが、これらはやや高めです。往復で約25万円程度となり、デルタ航空やハワイアン航空に比べてプラス5万円ほど高くなります。

リーズナブルな選択肢を求めるなら、デルタ航空ハワイアン航空を選ぶと良いでしょう。安心感を重視したい方や、普段から利用している航空会社を選びたい方は、JALANAを選択するのが適していると言えます。

東京・シアトル間で直行便を運行している航空会社

  • 日本航空(JAL)

  • 全日空(ANA)

  • アメリカン航空

  • デルタ航空

  • ハワイアン航空 ※ 2025年5月から運行開始

【クラブW杯遠征ケース①'】 東京⇄バンクーバー⇄シアトル

ケース①の少し風変わりなルートも見てみます。バンクーバーを経由するというルートです。シアトルはアメリカ北部に位置しており、カナダ南西部に位置するバンクーバーとは比較的距離が近いです。

  • 出国出発日(東京→バンクーバー):2024年6月16日(月)

  • 帰国出発日(バンクーバー→東京):2024年6月23日(月)

例えば、以下のようなプランでバンクーバーまでの往復は確保して、空路以外の方法でシアトルにアクセスするという方法があります。

  • 料金:98,520円

ZIPAIR(ジップエア)は、日本航空(JAL)の子会社として、低価格帯の航空サービスを提供する航空会社です。毎日就航しているわけではなく、便数も多くはありませんが、価格を抑えたい方にとっては非常にお得な選択肢となります。

経由便でシアトルに行く方法よりも安い価格でバンクーバーに行くことができ、バンクーバーからシアトルへの移動方法次第ではかなり費用を抑えられるかもしれません。

移動手段としては、レンタカー、バス、電車の選択肢があり、これらをうまく活用することで、追加の交通費を大幅に削減できるかもしれません。

また、上記ページ内で紹介はありませんが、実はバンクーバーとシアトル間には、水上飛行機も運航されています。

費用は1人あたり片道約4万円で、約1時間でシアトルに到着します。値段は高めですが、ユニークな体験を求める方には魅力的な選択肢となるかも知れません。

【クラブW杯遠征ケース②】東京⇄ロサンゼルス

次に、東京・ロサンゼルス間の往復です。第三試合のみを見るというケースです。

予選突破が決まるかもしれない上、観光するにしても尽きないロサンゼルスですから、この予定でプランニングしている方も多いのではないでしょうか。

以下スケジュールを代表例として検索しました。

  • 出国出発日(東京→ロサンゼルス):2024年6月22日(日)

  • 帰国出発日(ロサンゼルス→東京):2024年6月28日(土)

1. 格安便プラン

料金:131,420円(トランジット1回)

ケース①の、シアトルとの往復と同様に、アシアナ航空を利用するプランです。ソウルの仁川国際空港で乗り換えるケースで、シアトルとの往復よりも少し安い価格設定となっています。

2. 直行便プラン

料金:153,551円

このプランでは、JALの子会社であるZIPAIR(ジップエア)が最安値となりました。続いて、シンガポール航空を利用したプランが同程度の料金となっています。

シアトルとの直行便よりも選択肢が豊富となり、価格が少し落ち着いているように見えます。トランジットありの格安便と比較しても、それほど大差はなく、よっぽど低価格を求めない限り、直行便の選択が現時点では望ましいかも知れません。

一方で、日本のフルサービスキャリアであるJALANAは、往復で約24万円台と、やや高めの価格設定となっています。JALやANAの安心感やサービスの質を重視する場合は、価格がやや高くなる点を考慮する必要があります。

それに対して、ZIPAIRはコストパフォーマンスに優れた選択肢であり、価格を抑えつつも日本の航空会社として安心感があり、賢明な選択と言えるでしょう。

東京・ロサンゼルス間で直行便を運行している航空会社

  • 日本航空(JAL)

  • 全日空(ANA)

  • ZIPAIR

  • アメリカン航空

  • デルタ航空

  • ユナイテッド航空

  • シンガポール航空

【クラブW杯遠征ケース③】 東京→シアトル→ロサンゼルス→東京

第二試合と第三試合の両方、もしくは予選3試合すべてを見るというケースです。ケース①・ケース②と比較して、シアトル→ロサンゼルスというアメリカ国内の移動が入るケースです。

シアトル→ロサンゼルスは多くの便が運行しており、多くの選択肢が取れます。以下スケジュールを代表例として検索しました。

  • 出国出発日(東京→ロサンゼルス):2024年6月16日(月)

  • 移動出発日(シアトル→ロサンゼルス):2024年6月23日(月)

  • 帰国出発日(ロサンゼルス→東京):2024年6月28日(土)

1. 格安便プラン

料金:189,391円(トランジット1回込み)

日本への帰国便は直行便ですが、行きは乗り継ぎ便を利用するプランです。

具体的には、ZIPAIRでバンクーバーまで移動し、その後アラスカ航空を利用してシアトルに向かうルートとなっています。

このプランでは、異なる航空会社を利用するため、乗り継ぎを自分で手配する必要があります。そのため、前の便が遅延した場合には、次の便への影響が出るリスクがある点に注意が必要です。

また、シアトル→ロサンゼルス間の国内便は、1万円台後半から2万円程度で利用可能です。

アメリカン航空、アラスカ航空、デルタ航空などが頻繁に運航しており、スケジュールに合わせて選択しやすいのが特徴です。

2. 直行便プラン

料金:226,420円

いずれも直行便を利用するプランで、ハワイアン航空アラスカ航空ZIPAIRを利用しています。

料金はおおよそ22万円程度で、直行便を利用してシアトルやロサンゼルスを訪れる場合の最安値に近い金額となっています。

特に、複数の試合を観戦するケース③の場合、日程を少し調整することで航空券の価格が大きく変動する可能性があります。そのため、スケジュールに柔軟性を持たせつつ、ご自身の都合に合った最適な航空券を探してみることをおすすめします。

※ 追記(2025.1.7):上記「格安便プラン」「直行便プラン」のいずれでも紹介している、シアトル→ロサンゼルス間の移動が、夜の便となっています。ロサンゼルスは特に夜間の治安が懸念されるため、日中の便を選ぶか、空港周辺のホテルで宿泊するなど、安全を考慮した移動計画を立てる方が良さそうです。航空券の値段は1/7時点で大きく違いはありません。

まとめ

クラブワールドカップ2025遠征に向けた航空券代は、13万円から25万円程度が目安となります。直行便を利用するのか、どの航空会社を利用するのかで値段が上下するのがお分かりいただけたかと思います。

ただし、今後価格が変動する可能性が高いため、遠征を決めた方は早めの購入をおすすめします。

また、他にも効率的なルートやお得なプランがあれば、ぜひコメント欄で共有してください。サポーター同士で情報を交換しながら、より良い遠征を叶えられればと思っています。

このnoteでは、引き続き航空券の価格を定期的に調査し、価格変動の情報をお届けします。また、クラブW杯関連として、現地でのホテルの相場や、シアトル・ロサンゼルスの観光情報についても順次共有していく予定です。

特にロサンゼルスについては、治安やおすすめの宿泊エリアについて、現地在住の友人からヒアリングを進めており、リアルで役立つ情報をお届けできるよう準備中です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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