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【50歳からの転職】日系 vs 外資、転職で感じたカルチャーギャップ

*この記事は私の私見であり、過去や現在の会社を評価・批評するものではありません。賛否あることを書いていますが、同じように感じている方もいると嬉しいです。

まず、簡単に私の経歴をお話しします。

新卒でコテコテ日系企業に入社し、その後、外資系企業で20年以上働き、50歳を過ぎて現在は日系企業に勤務しています。

転職して数ヶ月が経ちましたが、長く外資系のカルチャーに慣れていた私にとって、驚くことばかりです。

その中でも特に感じたのは、ダイバーシティ(多様性)とコンプライアンス(法令遵守)に関する違いです。

先に結論をお伝えすると、「日系も外資も極端なので、その中間があればいいのにな」と思います。

今の日系企業に転職して、まず驚いたのは同僚との会話でした。

「鈴氏さんは・・・

  • 年齢はいくつですか?(直接ではなく世代を尋ねてきます)

  • どちらの出身ですか?

  • 顔が日に焼けていますが、何かスポーツをしていますか?

  • 鈴氏さんって年下なんだね(年下とわかると急に敬語ではなくなる)」

どれも外資系ではNGとされていた質問ばかりです。
人によっては「何がNGなの?」と思うかもしれません。

外資系では、徹底的にダイバーシティとコンプライアンスを重視します。これは、グローバルな職場環境において偏見や差別をなくし、異なるバックグラウンドや人種、宗教、価値観を持つ人々が互いに尊重し合いながら仕事を進めるための「基本ルール」であり、「相手への敬意と配慮」を意味していると私は考えていました。最近は日系企業でもグローバル化が進み、多様性への取り組みが始まっていますが、「ダイバーシティ=男女の違い」と捉えるところが多く、外資系とはかなり異なると感じています。

同時に、日本で育った私から見ると「外資の考え方は時に過剰すぎる」と思うこともありました。

日系の職場では、価値観を尊重し合いつつも「仲間意識」「先輩・後輩」「ファミリー的」な雰囲気があり、それは日本人の気質として理解できることです。ただ、時には「踏み込みすぎる」「仕事とは関係ないことを気にしている」と感じることもあります。

興味深いのは、私が外資系での経験を今の同僚に話したときの反応です。


「外資では、こんな会話を同僚にするのはNGなんです。

  • 年齢:何歳?

  • 容姿:髪切った?痩せたね!

  • 出身:地元はどこ?

  • プライベート:結婚してる?彼氏/彼女いる?」

などなど。

それを聞いた同僚の反応は「本当ですか?そんなルールがあると、何を話せばいいかわからない」と驚かれます。
「普通に会話していますよ」と答えても、なかなかピンと来ないようです。たぶん、想像がつかないのだと思います。

確かに外資系の人間関係にはどこか距離があると感じていましたが、それが当たり前でした(もちろん、仕事を超えて友人になった人もいます)。

逆に、日系の方々のコミュニケーションには「多様性としての配慮が足りないな」と思うこともあります。

日系、外資系、どちらでも働いたことがある方では、似たような印象を受けられた方は多いのではないでしょうか

今は新しいカルチャーで仕事をしていて、今後、自分や周りがどう変わっていくのか楽しみにしています。

皆さんの職場では、いかがですか?

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