まほうのもりさく しすい うぶこ え こかさ はるこ まだ だれもみたことのないもりへ まよいこんださきにあったのは とても ふしぎなせかいでした あさひがのぼり おへやにひざしがとどくころ まどのとびらをあけて 「ことりさん おはよう やまさん おはよう みんな きょうもげんき?」 はるくんは たくさんのものたちに あいさつをします ひるになるとかごをぶらさげて ばったをとりにでかけます むちゅうになって どのくらいたったでしょう あたりをみまわすと ど
久しぶりの帰宅にグースカ ピー そんなに飲んだわけでもなし そんなに遅く寝たわけでもなし 心安らぐ居場所なのか グースカ ピー あっちにも こっちにも 安息の地ってあったらいいな 朝ですよってのに グースカ ピー 味噌汁もできました さあ さあ 朝ごはんですよってのに グースカ ピー いつもの時間に電気をつけて 起きてきたら暖まれるように炬燵のスイッチ オン 室内温度が低いので エアコンのスイッチ オン ピー ピー と炊飯器の音が鳴ったら さあ
ゴロゴロ ゴロゴロ ゴロゴロゴロにゃん 真っ白なフサフサがあたしの足を すりすりする 芯から冷える季節に 炬燵に入って 丸まって 微かに聞こえる ニャオ テーブルに乗せたコーヒーカップの音に ビクッ 炬燵布団から顔を出して 外に出るかと思いきや また 中へ入っていった ゴロゴロ ゴロゴロ ゴロゴロゴロにゃん アタシ キョウハ サムクテ デラレナイ ゴロゴロゴロゴロ ゴロゴロゴロゴロ ゴロリンゴ
夜空を見上げてごらん 流れるような筋雲が薄ら見えないかい 満天の星空の中に 黄金色の点が見えないかい 惑星だって知ってたかい そう 僕らはいつだって宇宙の中の一部 そう 僕らは皆繋がっているんだって 知ってたかい 忘れてしまっていなかったかい 君も君も そのまた君も 友達だった
おばあちゃんからの伝言 あさの扉を開けて 換気をしなさい どんなに寒くなろうとも 朝は換気をしなさい 空気の澱みが気になったのかもしれない 練炭の時代を過ごしてきて 二酸化炭素中毒を気にしていただけか いや それなら夏もとは言わなかったはず 玄関を履きなさい 毎朝 靴を揃えて 玄関を履きなさい 綺麗好きな性格だったからなのか それだけなら 私達に教え毎はしないかもしれない ただ どちらもこなすと とても 気持ちがいいもんだ
夜8時 満月の夜道を歩く 黄金色に照らされて 空は一段と美しい 正しいものは何かと問われ 私は言う 楽しいと思えることが幸せだと 誰かが答える 続けない 続けなさい 高学歴 高収入 それが全てという時代はとうに過ぎ あなたにはあなたの道があると言う 続けられるもの それは つまり 好きな事 明日も明後日も時間のある限り 私のもやっと巡ってきたのね 好きなものに没頭できる時間が ああ 幸せだ ありがとう ありがとう 父よ
ガタガタ ガタガタ 身体が震える ガタガタガタ 風邪でも引いたかしら 空はこんなに晴れているのに ガタガタ ガタガタ 扉が震えている ガタガタガタ 強風でも吹いているのかしら 空はこんなに青いのに ガタガタ ガタガタ あれ 気のせいか
隣を流れる大きな川の土手を歩く とっとこ とっとこ歩く 向こうに見える雄大な山を見つめて とっとこ とっとこ歩く さっきまでアスファルトだったのに 木々のトンネルが変身して 色とりどりのジュータンの上 とっとこ とっとこ歩く オレンジ 赤 黄色 茶色 よく混ざって舞台の上に立っているようだ とっとこ とっとこ歩く とっとこ とっとこ歩く 気持ちいいと思わないかい
フォーっとエアコンの音に風 いつもと違った場所に腰掛ける 窓から見える洗濯物とカラフルライトが 静寂を教えている うっすら見える隣の屋根に ほんのり陽がさしてきて さあ これからですよって 伝えてくれる だんだん だんだん 隣の家の形がはっきり見えて 炬燵の中の私と隣で寝ている我が子に 聞こえるように時計がカチカチ 昨晩の星が綺麗に見えたから 今日は快晴に違いない ただひたすら ただひたすら やれることに 一生懸命に 生きたらいいのかな
車が走る 道を走る トラックの音 バイクの音 普通車の音 もう すでにあさが始まっている 歩く 子供たちが歩く 学校へ向かう 信号を渡る 下を向く子 前を向く子 友達を向く子 もう すでにあさが始まっている ああ 今日もいい天気
ぽんぽこ こだぬき すっぽんぽん ぽんぽこ こだぬき すっぽんぽん ぴーひゃら ひーひゃら よっといで いっちもにっちも ありゃしません ぽんぽこ ぽんぽこ すっとんとん どっちもあっちも おりゃしません とんでまたいで すっとんとん
壁に映る太陽は カーテンやTVに邪魔されたおかげで 面白い模様を作っている 鳥の囀り 悪夢で目が覚めた私を癒す 最も幸せなことは健康ではないか 家族皆健康 モフモフの君がいない 前日夜まであれほど元気だったので 理由がわからない もう少し長く付き合えると思っていただけに ショックを受けてしまった 何がいけなかったかと 寿命が短いと聞いてはいたけど 君は特別だといつの間にか思っていた 時計の針 チッチッチッチッチッチッチッチ 時間は進むんだな
寒い夜の空に キラキラ輝く宝石 澄んだ向こうには オレンジ色した惑星が 宇宙の向こうから微笑んでいる いつも 見ているよってね 外はとっても寒いのに 夜空があんまりにも綺麗なので すっかり 麻痺してしまったよ ビューンと風が遮ると どこからやってきたのか 小人の妖精 君の願いを叶えてあげる ずっと 綺麗な星空が見られますように あはははは またね
コスモス ダリア 椿 マーガレット どれもこれも 美しい いろんな色で鮮やかに彩って 世界をほんのり明るくしてくれる ピンクに黄色 オレンジ色 虹色色々 どんな色にも見える 外には美しいものが溢れている 一日のほんの一瞬に この喜びを感じられたら きっと幸せねって誰かが言った なるほど なるほど 僕らはきっと幸せなんだ そこいらじゅうに咲いている花が 君に色をつけてくれるからね
たった一つ 歯車のネジがずれたら 全てが狂ってしまう 人間はそんなに単純ではないのだから 一度外れた歯車は そう簡単には治らないのだけど とりあえず 回そうと踏ん張ってみる 一度や二度では元に戻らないのだけど それでも懸命に 何度も何度も繰り返していると ある瞬間に ガタンッって 直ることがあるんだ それを 人間界では奇跡という ずれていた期間は戻せないけれど 前には進むことができるんだ そうやって 進めることができるんだ
地球というたった一つの中に 僕らは生きている 同じように月を見て 明日を夢見ている 朝になったら太陽を浴びて 目の前にある出来事でいっぱいになる 人生は雑用の塊だ それを楽しもうとするか否かは 我々次第なのだ と誰かが言っていた 天気が良ければ気持ちがいいし 雨が好きだという人もいる 誰も彼も間違っていはいないのだろう こうでなければいけないという ちいさな世界から抜け出して 広い視野で物事を見据えよう ただ 自分にできることを 楽しんで