A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ【2014年9月から10月刊行分より(3)】

※電子書籍『情報note|知のパラダイムシフト』 [Kindle版]  の内容をカテゴリー単位に編成しなおし、日次で配信・公開していきます。お楽しみください。

●PCやMacでKindleが読める『Kindle Cloud Reader』をさっそく使ってみた http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/259/259193/
http://g-ecx.images-amazon.com/images/G/01/kindle/merch/gw/cloud-reader/cloud-gw-470x445._V154328232_.jpg
http://latimesblogs.latimes.com/.a/6a00d8341c630a53ef015392e6265f970b-800wi
とうとう!という感想と、なんだ!という落胆と。アマゾンがPC/ブラウザで読めるリーダーアプリを発表。ただし当面コミックと雑誌のみ。リフロー型の小説を読みたい!

●Amazon、Kindle以外でも利用可能なコンテンツ共有サービス「Family Library」  http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1409/18/news105.html
共有できるのは、アプリ、ゲーム、オーディオブック、電子書籍、Prime Instant Videoのコンテンツで、音楽と映画は含まれない。

●Amazon、Kindle上位モデル「Kindle Voyage」など新端末発表 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1409/18/news082.html
http://g-ec2.images-amazon.com/images/G/09/kindle/dp/2014/KI/feature-crafted._V325421905_.jpg
http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1409/18/yu_kindle3.jpg
電子書籍リーダーの新モデルは「Kindle Voyage」とタッチ機能が付いた「Kindle」。そしてペアレンタルコントロールで安心の「Fire HD Kids Edition」。(Amazonサイト:Kindle Voyage - 至福の読書体験を追及して作りこんだ電子書籍リーダー http://amzn.to/XzrHSP )

●「出版不況」再び--本・雑誌が売れないのは“活字離れ”のせい? http://japan.cnet.com/sp/t_hayashi/35053789/
デジタル化による「中抜き」、取次を介さない「直販」が他の小売業でも、また広告業界でも隆盛。出版業界でも似たことが起きている。経路や手段の多様化(旧来型の「業界」の凋落)と、コンテンツそのものの趨勢とは別論。そしてなにより、「出版不況=社会的損失=悪」論を下敷きによくあげられる「活字離れ」も、統計を見る限りは認められない。

●どうにかして欲しい。お役所の文章は何故わかりにくいのか http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20140916/E1410811998455.html
ことば、文章には書く目的があり、目的は伝達されることが前提。「伝達され目的を達するなら、これでいいじゃん」、という妥協点があっていい。端的な例として「動物園の注意書き」の比較。A:一般的には「この動物は季節により獰猛になることがありますので、手すりから身を乗り出して手や顔をオリに近づけますと…」、そしてB:「かみます」。

●「若者の読書離れ」は本当に起こっているのか? http://gigazine.net/news/20140917-aliteracy-young-generation/
米国でも日本と似た状況が。

●eBookJapan、「最先端ビジネス良書」コーナーを設置――情報工場が協力 http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1409/19/news034.html
ビジネス書の内容を300~400文字に要約して紹介するコーナー。

●プロデビューしたら「自己出版本」はどうするべき?--実例から考察  http://japan.cnet.com/sp/t_hayashi/35053281/
http://japan.cnet.com/storage/2014/09/03/cd91303a4cdfe644b710134e8a369969/140903_t_hayashi_06.jpg
自己出版における、ブランディングと価格政策について。それも自己出版の向こうに「プロ」を志向した場合の考察。

●9月11日 dアニメストアTwitterマガジン「dアニ+(プラス)」創刊!! 創刊号では『ガンダム Gのレコンギスタ』を大特集! http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140911/prl14091117120131-n1.htm
Twitterのタイムライン上で電子書籍の閲覧を可能とするweb epubビューワー。これによりユーザーはタイムラインから他サイトへ遷移せずにEPUBコンテンツを読むことができる。

●複数のメッセージアプリが必要な理由 http://readwrite.jp/archives/13139
状況は変わった!「(つい昨日までは、ソーシャル・メディアは)仲間内のネットワークでプライベートなことをシェアできる親密な空間だった。しかし状況は変わった。Twitterは今ではオンライン版の町の広場ともいえる、明らかにパブリックなところだ。Facebookでは少しマシにも思えるが、私達が投稿したものは大人数の友人やフォロワーに拡散し、アップデートやブランド広告の写真に混じってしまう」。もう一度、気の置けない親密空間を取り戻すところに、「メッセージ」の意義はある。

●プロフェッショナルとアマチュアの差がなくなった http://www.ex-ma.com/blog/archives/1346
状況は変わった!「映画監督になりたかったら、助監督とかで下積みなんてする必要はない。それは逆効果になる。今は、映画を作るコストが安くなって、映画を撮りたいと思ったら、誰でもできる。自分に才能があると思うのなら、映画を作って、どんどん公開していくほうがいい。今はみんなに見てもらえる方法がたくさんある」。

●"WordPressの父"が描く世界観と、その先に見える非英語圏SIの新産業構造 http://news.mynavi.jp/articles/2014/09/12/wprp/
「WordPressは"パブリッシングの民主化"というミッションを掲げている」が、それをWordPressコミュニティを通じて実現しようとしている点がユニーク。コミュニティによるWordPressの対応言語数 : 65か国語 (2014年5月)/WordPressのプラグイン数 : 31,761/WordPressのイベント回数 : 日本国内で169回(:2014年5月)。「軌道に乗ったオープンソースのモデルほど強力なものはないと私は考える。その理由は資金を必要としないエコシステムが確立されているから」。「非英語圏のWordPressユーザが英語圏のものを上回った。WordPressは今後、アジアでの普及に力を入れていく」。

●タイのOokbeeが、東南アジアの電子書籍市場で勝ち進める理由 http://thebridge.jp/2014/08/ookbee-built-mini-ebook-empire-startupasia-preview
http://cdn.techinasia.com/wp-content/uploads/2014/07/taamkru-investors.jpg
東南アジアでは、タイの Ookbee が電子書籍業界のプレーヤーとして頭角を表している。

●「ドラえもん」英語版発売 教育熱の高まりに期待 来月上旬 小学館アジア http://www.jakartashimbun.com/free/detail/19880.html
http://www.jakartashimbun.com/images/2014/2014-08-23-01-17-52_1.jpg
インドネシア版はすでに出ていて、今回の英語版は「教育への関心が高い層が関心を持ってくれると思う」。だから「紙も良いものを使い高品質なコミック」。

★HarperCollins Enters China Ebook Market Through Partnership With JD.com  http://www.digitalbookworld.com/2014/harpercollins-enters-china-ebook-market-through-partnership-with-jd-com/
ハーパーコリンズ社(HC)が中国のオンライン書店 JD.comおよび中国図書進出口総公司の協力を得て、中国英語本市場に進出。

●BBC出身のメディア研究者が語る、「デジタル・ジャーナリズムの挑戦」 http://blogos.com/article/94456/
http://newsofnews.jp/wp-content/uploads/2014/09/digital-report3.png
http://newsofnews.jp/wp-content/uploads/2014/09/digital-report4.png
ニュースを読むデバイスとしてPCからスマホ・タブレットへのシフトが進み、しかもニュースが読まれる頻度は上がっている。こういった動静を背景に、ボーンデジタルのニュースサイトが増えてきている。国により面白い差異はあるが。

●新聞社の第3の収入源に「友だち集め」 欧州メディア・ウオッチ http://www.yomiuri.co.jp/it/report/20140916-OYT8T50005.html
http://static.guim.co.uk/sys-images/Guardian/Pix/pictures/2014/9/15/1410795638289/Membershipembed.jpg
読者調査をしたところ、「新聞の制作者側と直接触れあう機会を望んでい(た)、ガーディアンのウェブ上のコンテンツは誰もがアクセスできるように今後も無料で提供されるべきと考えてい(た)、またガーディアンが報道を続けるために資金を提供したいと思ってい」た。そこで会員制へ。

●BBCにツイッターをやらない記者はいらない http://toyokeizai.net/articles/-/47719
http://tk.ismcdn.jp/mwimgs/3/9/570/img_39838aad29361ebd0c7da51103488373213754.jpg
ジャーナリズムの分権化! 研修を実施したうえで、記者が個人アカウントで発言する体制を敷いている。「フェイスブックは友人たちとの会話が多いが、ツイッターはニュース源の1つになった。BBCのニュースはツイッター上で最もシェアされる回数が大きく、その数は米CNNやニューヨーク・タイムズ紙を上回っている」。

●NewsPicks - NewsPicksはキュレーションメディアではない--独自コンテンツの配信など新戦略を発表 http://newspicks.com/w/news/626210
https://techcrunchjp.files.wordpress.com/2014/09/140919news3.jpg
ユーザーは20〜40代、それも意思決定者が中心となっており、マスをターゲットにしたGunosyやSmartNewsとはターゲットとする属性が違う。「ジャーナリズム分権化」に半身=コメント欄があるが、そこへ記者自身がコメントすることも。独自コンテンツ:(1)オリジナルの連載記事、(2)インフォグラフィックス、(3)Pickerとのコラボレーション(話題になった記事やテーマの深掘り)、(4)アナリストとのコラボレーション(ユーザベースの提供する法人向けサービス「SPEEDA」向けのアナリストによるコンテンツ、(5)グローバルキュレーション(NewYork Timesなど海外経済ニュースとの連携)。

●スマニュー、グノシーは世界で勝てるか 米大手ディグCEOに聞く http://withnews.jp/article/f0140917000qq000000000000000W0090901qq000010834A
キュレーション戦争が激しい米国の大手「digg(ディグ)」のアンドリュー・マクローリン最高経営責任者(CEO)へのインタビュー。エディター(編集者)よりは、キュレーターと呼ぶべき人員6人が、アルゴリズム結果に手を加える。「知的な人が読みたいと思うようなもの」を提供するのがミッションで、決して「報道」機関ではない。

●コンテンツキュレーションの基礎用語集100 | SEO Japan http://www.seojapan.com/blog/content-curation-dictionary
http://heidicohen.com/wp-content/uploads/Ultimate-Content-Curation-Glossary.jpg
時間をとってじっくり読み込みたいコンテンツ。

※上記は、『情報note|知のパラダイムシフト』の一部を公開しているものです。(2014年9月三号より)

◆最新刊:情報note|知のパラダイムシフト2014年11月三号 [Kindle版] 
http://www.amazon.co.jp/dp/B00PTJOV4I/sasazamani-22/
◆ブログ:詩想舎の情報note | ~21世紀を生きるあなたに、知恵と勇気を ~http://societyzero.wordpress.com/ 

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