他愛もない会話

職場の人との距離感って難しい。だけど、仕事で本当に救われることとか、ちょっとしたことでやる気が出るのも、結局は人とのやりとりや、繋がりだなって最近思う。

小学生からの友達が、海外にワーホリに行って、少し前に日本に帰ってきた。時々電話をすると、行く前よりも、目指すものが形としてあって、生き生きしてることが伝わってくる。この間その友達とスモールトークの話しになった。無知な私、初めて聞く単語だったが、他愛もない会話のことらしい。

ワーホリの時に親密になった海外の男性は、その日、朝起きてから、カーテンをどう開けたのか、ルームメイトは居たのか、ルームメイトとは目があったのか、どんな服に着替えたのか、事細かく聞いてきて、毎日話しがまったく尽きなかったらしい。

驚いた!

わたしは、彼氏のことや、友達のことをあんまり周りに事細かにいうタイプではなくて、でもそれってどうなの?って話しになり、もし、他人に彼氏の話しをしているときに、「あ!今すごく自分楽しそうに喋ってるな」とか、「あー!なんか後ろめたさがあるから、ちょっと良いように演じて話してるな」って客観的に自分を感じて、自分自身の気持ちに気付くときがあるよ、と友達は言う。

驚いた!

確かにそれはあるかも。

言葉にするってすごく難しくて、最近のわたし自身の課題だった。
相手の取り方次第で、あれ?今そんな感じで話したつもりなかったのに、えっと、ちょっと嫌な気持ちになってます?
ってことが多くて、それだったら無駄な話しはしないことが1番!って思っていたわたしは、逆に言葉が足りかったのかもしれない。

最近お別れをしてしまった彼氏。
別れてから、どうしようも無い気持ちを、彼に伝えられるわけもなく。言葉が足りてなかったのは絶対にあると思う。

次の日、職場に出向いて、早番の職員に、コロナ感染者がまた増えてましたね!って話しかけた。
え!そうなんですね!どこの人でしたか?!って、美人な職員の驚いた顔。

悪くない。スモールトーク。
気にしてみたい。

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