刺繍クラブの楽しみ方、宝さがしから始めよう
「artist inの刺繍クラブ」は、思い思いに材料、道具を持ちより、刺繍の時間を一緒に過ごす会。刺繍クラブも、編み物クラブでも、皆さんが何を持って来てくれるかが、主催する私にとっては興味深いところです。
作りかけのもの、オリジナルの刺繍作品を持って来る方、いろいろですが、中でも印象に残ったのが、過去に購入したキットを持って来た方たち。
「キット」は、作り方のレシピと材料がセットになったもので、手芸店や通販サイトでもいろいろなキットが手に入いります。今では、100円ショップでも、売られていますね。
参加者が持参したキットは、手つかずのものもあれば、途中まで作ってるものも。そんなキットを持参した方は、ずっとこれを作りたかった!という気持ちを発散、開放するように、さくさく笑顔で針を進めていました。
主催の私も、時間中は参加者と同じように刺繍を楽しむつもりで、今回は、何年も箱の中に放置していたクロバーの「フリーステッチングニードル」という刺繍のお道具を使ってみようと準備しました。
道具の使い方を思い出すことから始めて、思ったよりたくさんステッチが進みました。
私のやりたいことは、キットではなく道具でしたが、同じように過去に置き忘れてしぼんでしまった創作意欲に空気を入れて膨らませたような、そんな満足感に浸ることもできました。
自分の本と再会する
そして、よいきっかけになったと言えば、自分の持っている本を久しぶりに見直すことができたこと。
今回、刺繍好きな方たちが楽しめるようにと、自分の本棚の中から数冊の美術本や海外の刺繍本などを選んで持ってきました。
ただ、本を選ぶ作業を通して、ぎくり!
どれも自分が好きな本であることは間違いないのですが、刺繍道具と全く同じで、実は、本棚に入ったまま、何年もページをめくっていないものも多く、中には読んでいないものも!という残念な事実に気がついてしまったのです。。
眠ってる刺繍の「宝」を探し出そう
手芸道具、材料、キット、本。
どちらも、買っただけ、持ってるだけで満足してしまうところは似ているかもしれません。
買ったその瞬間、嬉しさは最高点に達し、そこからゆるやかに創作意欲と読書意欲が下がっていくことも、しばしば。。こんなことを考えていたら「宝のもちぐされ」ということわざが、久々にふと頭に浮かんできました。
刺繍クラブは、ほんの数回しか開催していないので、参加する方が持参されるものの傾向は変わるかもしれません。参加する意味は、人によって、様々だと思います。初対面の人とおしゃべりを楽しむ、刺繍のアドバイスをもらう、創作を進めるなどなど。いろいろな目的が見つけられるような会になって欲しいと思います。
ただ、自分にとっては、初開催を終えてすでに、とても大きな目的ができました。
それは、眠っている「刺繍の宝」を発掘して、活用していくこと。
これを読んで、そう言えば私にも、忘れていた「宝」あったかも、、、と思い出した方がいたら、まずは、それを取り出してみましょう。
そして、一緒に、その宝もので、刺繍を楽しむ時間に活かしていきましょう!ね。
*次回の「artist inの刺繍クラブ」は3月20日(祝水)です。
3月20日(祝水)
10:00am〜11:30
会場 吉祥寺北町2-2-22
*同じテーマで刺繍CAFEのイベントも開催することになりました。
刺繍CAFE 〜みんなで楽しむ刺繍時間〜at TEGAMISHA BREWERY
2月29日(木)
10:00〜11:30
会場 TEGAMISHA BREWERY
調布市下石原2-6-14 ラ・メゾン1階
https://coubic.com/tegamisha/4731653#pageContent