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優秀店舗に輝いた☆元アパレル店長の私がやっていた事

私は元々、だれもが知る、あるアパレルメーカーで5年間店長として働いていました。
個人ノルマはありませんでしたが、売上管理・発注・在庫管理・アルバイト面接・シフト作り・棚卸・ディスプレイ・売り場作り・会議 などなど・・・
とにかく毎日目まぐるしく過ぎていきました。
店舗は全国に1000店舗以上。
年に1度の店長会議では、東京に全国の店長やSV、本部スタッフが集まる会議があり、その場でこの1年、最も売上や前年比などのよかった店舗が発表されます。
私の店は、私の店長人生最後の年に「優秀店舗」として表彰されました。
最優秀店舗」というのがいわゆる全国1位です。
なので「優秀店舗」は2位という事なのですが・・・まさか私の店が?!

私の管理していた店舗は大都市のど真ん中にあった訳ではありません。
新店としてオープンした店でもありませんでした。
大阪ではありましたが、とってもローカルな駅の古い施設にあったお店です。

確かに、仕事は頑張っていました。でも、ファッション雑誌を読み漁ったり、お客様への接客クオリティーや自らのファッションセンスを磨いたり・・・特に何もしていなかった私がこれだけはやっていた!ということがあります。
今思えば、きっとそれも結果につながった要因の1つだと思います。

多くのアパレルでも、他の会社でも共通かもしれませんが、現場はとにかく人手不足。
私以外は全員アルバイトスタッフ。
アルバイトはすぐ飛んで来なくなる。面接の予定が入っていても、実際に来るのは半分以下。2人採用しても1人は1か月以内に辞める・・・
どの店でも同じような状況で常に人が足りていませんでした。
ただ、私にはそのころから1つ自慢がありました。ふふふw
私の店のスタッフはすぐに辞めたり飛んだりしなかったんです。
スタッフは9人。学生は、卒業のタイミングで辞めたりはもちろんありましたが。

私は店長としてこのローカルな駅の店舗に移動してきてから5年間、売上を上げることよりも、スタッフが「バイトが楽しい!!」と思ってくれるようなお店作りに全力を注いでいました。
もっとシフトに入りたい!と思うような店。なんでも話してもらえる店長になりたいと思って取り組みました。

そのために、まず「笑顔」でいることを全力で心がけました。
そして、何かトラブルやミスが起こった時も、違う!と指導するのではなく、次にミスをしないようにお互いアイディアを出し合って、私と一緒に取り組んでいこう。と、話し合いました。
また、夏休みやテスト期間、好きなアーティストのライブ、休みたい日は積極的に休んでもらい、極力「もっとシフトに協力して!」の言葉は言いませんでした。
学生スタッフの学園祭や、掛け持ちバイト先の居酒屋さんに遊びに行ったりもしました。
そして、些細なことも全力で褒めました!
人ってなぜか他人の悪いところが良く目に付くものです。
良いところは意識して探さないとなかなか見えてきません。
自分のやりたいことがわからない。という人もやりたくないことなら安易に想像出来たりします。
人は「ネガティブ」に敏感なんです。
だから偶然見つけた「ポジティブ」は私には無いその人の才能☆
そこは積極的に評価しました。

私のやり方が100%合っているなんて全然思いません。
これは単なる一例です。
でも、「店長の下で働けて良かった」と言ってもらえる度に、このスタッフの人生でわずかな時間ではあるけれど、楽しく働ける時間を提供出来てよかった。と本当に思いました。
仕事を辞めて4年近く経ちますが、あの頃一緒に働いたスタッフのおかげで私の記憶も楽しい思い出でいっぱいです♪
優秀店舗として表彰されたのは、心から楽しいと思う空間をスタッフとお客様で共有出来たからなのかな?と思っています。

楽しく仕事出来るって最高☆彡
特に何のスキルも資格も努力も無い私が、全国2位の優秀店舗に輝いたお話でした!



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