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まずは得意分野に立って攻める。そして踏み出す

勉強は嫌いだった。
どうしてあんたは頭いいのに勉強できないの?と小学校の時に友達に言われた。君は勉強しないのか。高校一年初っ端の面談で担任に言われた。
他人の評価(両親含めて)を全く気にしなかった。宿題もしなかったし、なんなら時間割を合わせるのさえ面倒くさくて、よくズル休みした。そんななので高校も大学も受験に失敗している。それでも勉強しなかった。

それなのに、今では勉強熱心の努力家でバリバリ仕事をしている、と思われている、ようだ。
それは。常に自分の得意分野を軸にしてきたからだ。

大学は通信制。説明会に出かけて、いろんな大学の話を聞いた。得意な数学関連の学部はなかったけれども、説明してくれた人の感じがよかった日本大学を選んだ。国語は好きではないけど点数は良かったので、国文学科にした。いやあ、楽しかった。自分が得意な分野で学ぶのは楽だ。

卒業しても10年くらいまともに働かず、いよいよ貯金も無くなってきたので近所の食品工場で働き始めた。最初は面白かったけど座って仕事をしたくなったので、近所の外資で時給900円のサポート事務を始めた。

これが、思いのほか楽しかった。3ヶ月でPCを触る仕事になり、それからは面白そうな派遣を探してあれこれエントリーした。
その仕事に必要で時給が上がりそうで、しかも自分が得意な理系の分野の知識が活かせそうな勉強を始めた。IT関連の知識に沿った英語は、勉強というより趣味になり、いつの間にか時給は二倍三倍になった。大学を卒業して暇になって始めた韓国語は、日本語の文法が得意だったおかげで学習テキストを出せるまでになった。最初の外資で教えてもらったアクセスからデータベースの知識が広がり、Pythonも使えるようになった。

面白そうだな、と思ったら。それは自分が好きな分野か、関連する分野のはずだ。まず情報を集めてみよう。資格試験があれば受けてみるのもいい。

とにかく、楽しもう。自分の得意分野を活かして、世界を広げよう。

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