vol.57:今やってる仕事は誰のため?
ファンマーケティングのBOKURAししどです!
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さて、今日は
vol.57:今やってる仕事は誰のため?
というテーマで進めていきたいと思います。
(3,156文字)
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まだサラリーマンだった頃、当時所属していた会社の社長に雑談してる時に
『ししど君は誰のために仕事してるの?』
…と言われて、
「え?後輩や家族のためですかねー。」
…と答えたところ、
『へー。ぼくは自分のために仕事してるよ。あと2回くらいはIPOしたい』
…と社長が言ってたのを間近に聞いて、あー、価値観合わないな、と思いました。(良い悪いではなく)
ぼくは小さい頃から野球やバスケなどの団体競技をやってきて、キャプテンなんかをやらせてもらうことも多く、『自分自身のため』と考える余裕はあまりなく、とにかくみんなをまとめなきゃ…と思い続けて競技をしてきた気がします。
それも良い悪いではなく、自分の仕事観がそっちよりになったのはそのスポーツの経験がそうさせたんだろうな、と。
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で、今日の本題の
『今やってる仕事は誰のため?』
…という問いに対して、みなさんはどんな答えを思い浮かべるでしょうか?
これも良い悪いや正解不正解という話ではなく、そこにその人の人柄や過去があらわれるんだろうなと思っています。
BOKURAは基本的に、お付き合いするクライアントのために仕事することも多いのですが、やはりその先の『ファンが喜ぶか?』を常に想像しながら仕事をしている時が一番楽しいなと感じています。
…といった具合です。
ファンが1万人いたら1万通りのファンサービスが必要
…これは社内で口酸っぱくいってる言葉です。
ファンマーケティングのプロ集団としては、クライアントの意向を組んで仕事をすること、支援をすることは勿論大事だと思います。
ただ、ファンマーケティングのプロだからこそ、クライアントよりも精通しているファン心理を伝え、ファンが喜ぶか?を常に自問自答しながら施策の提案を行うことがBOKURAの存在意義なんだろうな、と。
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これは僕の持論ですけど、
人は弱い生き物なので、自分のためだけに頑張るのって限界があると思うのです。
自分以外の誰かが喜ぶことを想像することで自分の限界よりほんのちょっと頑張れるんじゃないかと思うんです。
それが家族でも良いし、同僚でも良いし、名も知れぬ赤の他人でも良いし、未来の自分でも良い。
とにかく、
『今やってる仕事は誰のためになってるのか?』
…を頑張れなくなった時にちょっとでも想像すると僕の場合はもう一息頑張れたりします。
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…とは言え、そんなBOKURAもBOKURA自身がちゃんと生計が立ってる状態でないと高尚なことも言えなくなりますし、存在意義も何も『まず最低限稼げよ』という話になってしまうわけです。
コロナ禍においてもう約3年くらいですか。
多くの会社が倒産してしまったり業績悪化に苦しんでいる状況かと思います。
そういった企業やブランドが
『しっかりファンを可視化して、ファンと強いつながりを創れていたら?』
…もっと助かった企業やブランドは沢山あったんじゃないかと。
BOKURAも他社に漏れず、コロナでかなり大変でした。
2期連続で7,000万以上の営業赤字をたたき出し、16ヶ月連続で営業赤字でした。(2021年11月に営業黒字化)
本当にこの数年苦しかったです。
ぼくは小さい頃から親も厳しかったし、野球もバスケも指導者めっちゃ厳しかったから、とにかく立て直さなきゃ…の責任感が一番大きかったのかもしれないです。
毎月のように自分の貯金から会社の口座にお金を振り込むことを繰り返し、みるみる現金が減っていく。
金融機関へも何度も相談しに行くけど『これ以上貸せない』。
マネージャー達へ
『もしかしたらこのままだと数ヶ月後に給料を満額払えなくなるかもしれない』
と伝え、自らも新規開拓営業やアライアンス先開拓に奔走。
既存業務についても無駄な仕事は無いか?もっと効率的なやり方は無いか?1案件あたりどれくらいの時間を割くべきか?…などあらゆる数字を見直した。
オフィスも解約したし、役員報酬も半額にした。
引いていた事業計画についても、大幅に下方修正し、とにかく赤字からの脱却に取り組んだ。
結局、
①入ってくるお金を増やす。
②出ていくお金を減らす。
…この2つを徹底的にやったことで、約半年くらいで大きく経営を持ち直すことが出来たのだと思います。
そして、これが実現できたのも
…つまりファンがいてくれたこと。これが乗り越えられた要因なんじゃないかなと。
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苦しい時に自分を助けてくれるのは誰なのか?
助けてくれる人がどこの誰で、何人くらいいるのか?
助けてくれる人に何をして欲しいのか?
…などの問いに対して、
いつでも明確に答えられる状態に。
悪徳な事業を運営してても誰も助けてはくれないし、
社会的意義があって、
多くの人に必要とされる事業で、
働いている従業員が生き生きと働ける環境になっていて、
理想としている未来像がはっきりしているか
…このあたりがファンを増やすコツというより最低限のラインなのだと思います。
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『今やってる仕事は誰のため?』
ぼくは、自分と同じ様に苦しくなった人(苦しくなるかも知れない人)のために仕事をしていきたいな、と今回の経営難を経験して強く想うようになりました。
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今日は以上です!
BOKURAししど
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