vol.58:クラウドファンディングのAll or Nothing方式について
さて、今日は
vol.:クラウドファンディングのAll or Nothing方式について
というテーマで進めていきたいと思います。
(2,984文字)
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クラウドファンディング、参加したことはある?
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約8割の方がクラウドファンディングに参加したことがある…という結果でした。
そして、
複数回参加したことのある方も多くいらっしゃることもこの結果から分かります。
※ちなみに僕自身は10回以上参加してます。
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【クラウドファンディングの種類】
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主に、クラウドファンディングには
①All-in方式
②All or Nothing方式
…の2パターンが存在しています。
①All-in方式
目標金額は設定するが、目標金額未達でも終了日までの支援金を受け取り可能。支援者が1人でもあらわれれば、リターン履行義務が発生。
(例)
目標金額1,000万円と設定した場合
→支援総額1,500万円で終了:1,500万円受け取れる(手数料引かれる)
→支援総額1,000万円で終了:1,000万円受け取れる(手数料引かれる)
→支援総額500万円で終了:500万円受け取れる(手数料引かれる)
②All or Nothing方式
目標金額を設定し、期間内に目標金額を達成した場合に支援金を受け取り可能。目標金額の達成した場合のみリターン履行義務が発生。
(例)
目標金額1,000万円と設定した場合
→支援総額1,500万円で終了:1,500万円受け取れる(手数料引かれる)
→支援総額1,000万円で終了:1,000万円受け取れる(手数料引かれる)
→支援総額500万円で終了:受け取れない。
基本的に
『●●の開発費用に〇〇円かかる』
…みたいな場合以外はAll-in方式を選ぶ方が良いですね。
ちなみに、
このAll-in方式なのか、All or Nothing方式なのかを確認しながら支援したことは僕の場合、一切ありません。
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クラウドファンディングは初動が重要
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クラウドファンディング開始から5日以内に
達成率が10%以上になるとそのプロジェクトの成功率が約70%に!
達成率が20%以上になるとそのプロジェクトの成功率が約90%に!
…なるという統計データがあるそうです。
All-in方式だろうが、All or Nothing方式だろうが
目標金額を達成するために色んな策を打つのは当たり前ですが、
とにかく初動が大きく達成度合いに影響するというデータがある以上、
この初動のための事前告知などは必須ですね。
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目標金額を達成するためにプロジェクトオーナー側がやるべきこと
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ここからは少しテクニック的な話になりますが、
色んなクラウドファンディングのプロジェクトを支援してきた中での
ある意味ノウハウを記載しておきたいと思います。
<公開前>
①事前告知(HP、SNS、イベント会場、会う人あう人にQRコード記載の紙を渡すなど)
<公開中>
③活動報告を数多く出す(●●%達成!●●が売り切れ!…など)
④追加リターンを出す
⑤支援してくれた方へお礼を伝える(SNS上では特に。)
⑥未支援者への告知(オンライン、オフラインともに)
⑦もし途中で目標金額を達成した場合、ネクストゴールを設定する
(目標金額は途中からは変えられないので、システムの話ではなく、広報上の話)
⑧TOPのバナーなどの画像を変更したり、SNSでの告知などにバリエーションをきかせる(飽きさせない工夫)
<終了間際>
⑨残り日数のカウントダウン
⑩終了間際から終了時間をまたぐ形でライブ配信
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目標金額を達成するためにファンがやった方が良いこと
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勿論、プロジェクトオーナー側が目標金額達成のために尽力するのは当たり前ではあるんですが、出来ればファンを巻き込みながら進めていくと達成確率は上がると思いますし、何よりその方がやってる側も楽しいです。
※結果、参加したファンも楽しめる
①支援(1つでも複数でも、安いのでも高いのでもなんでもOK。)
②拡散(RTだけでもいいし、口コミでもいい。とにかく拡散してくれるだけで嬉しいです)
③改善点を挙げる(もっとこんなリターンが欲しい。これがこうだったら支援する…など)
やっぱり切迫感の見えてしまうクラウドファンディングよりも、参加したファンのみなさんが、
『参加して楽しかったな』
…というように心に残るクラウドファンディングになると良いなと思います。
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信州ブレイブウォリアーズのクラウドファンディング
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今回、BOKURAが支援させて頂いているバスケのB1、信州ブレイブウォリアーズのクラウドファンディング。
こちら、なんとAll or Nothing方式での開催です!
そして目標金額は700万円!
すごい…
何がすごいってその覚悟ですね!
『中途半端』
『ほんのちょっとの盛り上がり』
『数百万前半の資金』
…などに全く重きを置いておらず、
とにかく新B1基準への道のりにおいての1つのチャレンジだとぼくは受け取りました。
特設ページも作られていて、そこを見ると今回の全貌が見れるんですが、
Bリーグでは将来構想として『新リーグ2026』を設けています。
※いわゆる新B1
ここに入れる条件として、3つ。
…という高い基準になっています。
信州ブレイブウォリアーズの昨年実績は
①入場者平均1,600人
②総売上高5億円
…という状況だったそうです。
つまり、この入場者も売上も、
これから3期連続で135%成長していかなければいけないと。
つまり、彼らにとっては、この700万円という目標のクラウドファンディングの先に、もっともっと高い目標を掲げているのです。
これこそ、All or Nothing方式の考え方なんだろうな、と。
ぼくはチームと商談した際に、
『クラウドファンディングは、熱意が大事です。あとしつこさ。』
…という話をしました。
それを忠実に、いやそれ以上に体現しようとしてくれているのを目の当たりにして、
『BOKURAとしても半端な覚悟で支援するわけにはいかないな』
と。
…というわけで、拡散は勿論、支援もさせていただきつつ、
持っているノウハウの全てをつぎ込ませていただこうと思います。
必ず達成しましょう。
今日は以上です!
BOKURAししど
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