初めて雀荘でフリーで打ってきた
いつもセットでしか麻雀をしておらず、友人たちの間で、勝った負けたをしていました。
自分もかなり勉強していて、さらにはその中でもかなり勝っているほう。
そんな自信がついてきたある日、いつもセットを打っている友人の元雀荘メンバーで超強いA君がこんなことを言ってきた。
「絶対、フリーで打ったほうがいいよ。」
人見知りで、気を使いがちな私は、知らない人と打つことが怖く、ずっとフリー麻雀を避けていました。
■とある日のセット麻雀
その友人Aは
押し引きの判断、読みの力など、どれを取っても自分より強いなと感じる。
また、その友人A以外で、私の周りに以下のような人がいる。
Bさん:「友人Aの雀荘の先輩で、絶対にかなわないと思った先輩Bさん」
Cさん:「プロとか含めてこんなに強い人あったことないというCさん(元雀荘メンバーで今はとある企業の社長をやっている)」
私の希望でそんな4人で、卓を囲ったことがある。
Bさん、Cさんはやはり深い読みと押し引きが素晴らしく、強い。
しかし私はその日、ツキまくっていて、リーチすれば即ツモ。リーチすれば裏ドラ2枚などリーチ麻雀の真骨頂を見せていた。
結果、ダントツの1位。
あー強くなったな自分。と思っていた時に、友人Aが
「○○くん(←私の名前)絶対、フリーで打ったほうがいいよ。だってこのメンツより強いお客さんなんてそうそう出会わないよ」
私はハッとした。
たったしかに・・・。
フリーに行くことを恐れていたことのもう一つの要因として「負けるのが怖い」からだった。
そして、その日のメンツに勝てたことを自信にし、フリーに行くことを決意する。
■初めてのフリー
一度セットで来たことがあるレートが0.5のお店に訪れた。
ルールは事前に調べていて、いつも自分たちがやっているルールとほとんど同じ。
ここからは、これからフリーに行ってみようという人のために、どんな感じだったか具体的な話を交えて書いていこうと思う。
■場面①来店~ルール説明
スタッフYさん「ようこそ××へ。お客様は当店初めてでしょうか?」
私「セットできたことはあるのですが、フリーは初めてです。というかフリーで麻雀を打つこと自体初めてです。」
スタッフYさん「初めてに当店を選んでいただいてありがとうございます。ではアカウントを作るのでこちらの紙に必要事項をご記入ください」
私(名前と、ニックネーム、、点数計算は50符計算がたまにあやしいにチェック、と)
スタッフYさん「ありがとうございます。では卓の上でルール説明をしますのでこちらのほうへ」
私「はい。(ドキドキ)」
スタッフYさん「(ルールが記載された紙を見せながら)ルールは東南戦のありありルールで~~~~」
私「事前に読んできました。あといつもセットでやっているルールとほとんど一緒だったので、この辺りは大丈夫そうです」
スタッフYさん「では、このルールの中で分からない点はありますでしょうか?」
私「ゲーム代の支払とかだけが分からないです。」
スタッフYさん「あ、では点棒を移動してみますね。(かちゃかちゃ)」
「もし○○さんがトップで30000点持ちで勝った場合、ゲーム終了時に卓に何円分のチップを支払ってというのが出ます。で、トップの人からゲーム代を○○円分もらって1局終了です」
私「・・・ここに書いてある通り支払えばいいってことですよね?・・やりながらおぼえるってのでもいいですか?」
スタッフYさん「あ、全然大丈夫ですよ。ではお客さん一人いらっしゃるので、メンバー2人と一緒にさっそくやりましょう」
■場面②1局目開始~
早速、東南戦が開始。
私は、卓についてくれたお客さんに「フリー自体が初めてで至らない点もあるかと思いますが、ご容赦ください」と一礼し、スタート。
手配は、あまり整っていないが、役牌の白が2枚と、赤ドラが1枚。
白を鳴いての2000点がゴールと思い、カンチャンから鳴きの仕掛けをして、若干タンヤオに見せつつ、他家からリーチがかかったら白を切って降りようという手順。
早々にテンパイをして、下家から白が出て2000点のアガリ。
「ロン。2000点です。」と申告をして、東1局目を終える。
その後、アガりアガラれを繰り返し、南3局親番で
七対子か、順子系の仕上がりになるか難しい手配でピンズが
334566という形になった。すでに赤5ピンが場に切られていたので、いったん4ピン単騎でテンパイ。
良い単騎になるまでダマでいると、場に3-6ピンの7枚目が切れた。
それを見て、ツモ切りで4ピン単騎でリーチ。
私の頭の中は「絶対4ピン山にあるだろ」という確信のリーチ。
そこから、「つもったら親だから3200オールで、ロン上がりなら4800か。そうだよな?あってるよな?」という点数の確認ばかりしていた。
するとリーチして3巡後に4ピンをツモ。
意気揚々と「3200オールです!」と宣言すると雀荘メンバーの方から
「あのー裏ドラ見てませんよ。」と優しく教えてもらいました。
私は「くぁwせdrftgyh」などと言葉にならない言葉をつぶやきながら、裏ドラをめくると5ピン。
私「あ・・・。6000オールのチップ2枚オールで」
点数計算をミスってはいけないという緊張で裏ドラを見ないという初心者っぷりを爆裂させました。
でも、皆さん優しく教えてくれて「すみません、すみません」とぺこぺこしていました。
■その後
メンバーの方も抜けて、全員一般のお客さんになっても何とか間違わずに打ち切り、
232214と、まずますの結果。
いつもなら押す場面でも、「あんまり場を荒らしてはよくないな」と振り込まないように注意して打っていたため、勝ち切れるはずの半荘でオーラスでまくられるということを何度もしてしまいました。
(フリー初心者って言ってるやつが通りそうとはいえ、無筋押してたら嫌だろうな~という気持ち※考えすぎ)
とはいえ、友人Aの言ったように知人A/B/Cさんたちよりも強いとは思いませんでした。
■自分の良かったハイライト
①愚形待ちリーチ
鳴き仕掛けが多い人が多かったのと、愚形待ちのテンパイをしたときに多面待ちに移行できる手配だったので、両面待ちにするためにシャンテン落としをしていました。
ただ、いつもの麻雀ならリーチ打ってるんだけどなーと思いつつ。
とはいえ、早い巡目の両面リーチが空振りと追っかけに負けるなどを繰り返し素点を6000点まで落としてしまったところで愚形待ちカンチャンの7萬待ちのリーチのみで先制。
それまで両面待ちでの手配しかさらしていなかったので、7萬をツモったときに「よし、よくリーチしたなオレ」と感じました。点数としては500-1000でしかなかったのですが、そこから1000-2000と、8000オールを立て続けに上がり、見事にまくって初の1着を取りました。
②形式テンパイ
相手が弱かったのか、たまにリーチや仕掛けの待ちが透けることがあります(よね?)
8巡目くらいで親から5ピン切りリーチが入ったときに、最初は現物、筋などを切って行ったところ、
「あれ、これ俺の手の中に5枚ある4-7ピンじゃない?」と判断し、それ以外を猛プッシュ。
結果は形式テンパイでしたが、手配を出すタイミングで他家が「はーやっぱりか」とつぶやいたのを聞き逃しませんでした。
親には「ロンパイ止められている」と思わせ
他家には「めっちゃ押してるから降りよう」と思わせられた良い押しだったと思います。
同じよう形式テンパイで仕掛けている人が東バックと、マンズのホンイツだったので、マンズと東を切らずに回って、東単騎で形式テンパイした時も、内心どや顔でした。
そのころには、「あれ、あんまりみんな強くないな。」という印象を持っていました。
■これからフリーへ行く人へ
フリー雀荘にいる人の特徴として
・打牌が早い
・点数計算が早い
っていうだけの人は結構いるっぽいです。それだけで強く見えますよね。
でも、それだけなんです。もちろん弱い人はいません。でもめちゃくちゃ強い人ってのもそんなにいないのかもしれません。
僕みたいに50符たまにあやしいかも・・ってくらいで行っても全然いいかもです!
以上、体験レポートでした。
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