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EP-0-1 入り口から一歩。

さて、シンプル音楽理論。
僕の考えではまず最初に「メジャースケール」をしっかり理解する事がその後の内容の理解度に大きく影響します。

まずはこの表。(以前アップしたものを新しくしました)

「メジャースケールね。ドレミファ…でしょ?」とお考えの方は一旦それを置いといて、表の「数字」に注目してください。

数字ごとに間隔がある部分無い部分がありますね。
間隔がある部分は1音(全音)の差があるという事。
無い部分は半音なのですぐ隣にいるという事です。

この表は分かりやすくするために「1」を「ド」にしていますが、「1」を「レ」にしても「ミ」にしても横の関係性は変わりません。

もし上の表をプリントアウト出来たら(jpegなのでpdf変換)
(追記:ファイルをアップロード出来ました!pdfです!)

点線部分をハサミで切って3つのパーツに分けます。
数字だけの表1つと
音名とアルファベットが書かれた同じ表が2つ出来ますね。
「音名、アルファベット表1」の終わりの「ド」の部分に「音名、アルファベット表2」の最初のドを重ねて糊付けすると2オクターブの「音名、アルファベット表」が出来ます。
その表の上に数字表を置いてスライドさせると出発点「1」をどこに設定するかで2、3、4、5…が何の音になるかが一目でわかります。

皆さんが「ドレミファ…」と言っているのは「ド」を「1」に設定した時の限定的な場合でしかなくて正確には「Cメジャースケール」と言わなくてはなりません。「レ」を「1」とした場合は「Dメジャースケール」、「ファ」を「1」とした場合は「Fメジャースケール」となります。

つまり、「スケール」とは音自体のことではなくて「音の並び方」(全音と半音の間隔の並び方)だと考えた方が理解がスムーズですよ。

ギターに置き換えた場合。
ギターは全て半音間隔でフレットが打たれていますので一つの弦であれば上の表と仕組みが同じです。
「ド」の音は5弦の3Fにありますのでそこを「1」として一つ間隔を空けて5Fが「レ」、そこからさらに1つ間隔を空けて7Fで「ミ」、そして表と同じように「ミ」のすぐ隣のフレット8に「ファ」があります。
違う音(場所)からスタート(「1」に設定)しても「同じ間隔」で進んでいけばそれはスタートした音の「メジャースケール」になります。



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