仕事・残業の苦しさを軽減するには、やりたいことを減らせば良いという極端な考えのすすめ

正直に言うと私は仕事が好きではない。残業もできればしたくない。
それは苦しいからだ。

なぜ苦しいのか。
私はそれなりに長いこと考えてきた。どうにかしてこの苦しさを改善したい。

そこで一つ答えを見つけた。
仕事・残業が苦しいのは、やりたいことをやる時間を奪うからである。
ならば、やりたいことを減らせば良い。

少々極端かもしれない。自分で考えておきながら、最初は私もおかしな考えだと思った。
しかし、実践してみると気が楽になった。やりたいことが少なければ必要な時間も少なくなり、仕事や残業によってやりたいことをやる時間が奪われにくくなるからだ。

具体的に考えてみよう。
例えば、やりたいことがたくさんあり、1日12時間ほどやりたいことに時間を費やさなければならないとする。
しかし、仕事に食事やトイレ、風呂、通勤などを含めたら、1日で12時間を確保するのはかなり厳しい。
となると「時間が足りない」と感じ、気持ちは切迫する。「もっと時間がほしい」と思うことだろう。

これが例えば1日1時間程度でやりたいことが完結するのであればどうだろうか。
かなり忙しい時期などでは1時間の確保は難しいかもしれないが、通常なら仕事のある日でも1時間確保できる可能性は高いのではないだろうか。
この場合であれば残業があっても「やりたいことをやる時間が奪われた」という感覚には陥りにくい。

そういうわけで、私はやりたいことを減らせば、仕事・残業の苦しさが軽減すると考えたのだ。

元々私はどうにかして1日をできるだけ遊び尽くしたいと考えていた。やりたいことを際限なく増やし、とにかくやりたいことをできるだけやろうとして、時間がいくらあっても足りないような状況に陥っていたのだ。
私はそれが本来人間のあるべき姿だと考えていた。

しかし、現実には働かなければならない。たまたま今はPCを使った仕事でご飯を食べているが、本質的には原始時代のマンモス狩りと変わらない。食べるためにやる必要があるのだ。

そういったやらなければならないことを削ってでも、やりたいことをやりたいと私はずっと思い込んできた。
そんな荒唐無稽な考えは捨てて、やりたいことを絞り、ほんの少しの時間があれば満足する人間に変身できれば、この世はかなり生きやすい。

今の私は1日2時間ほどあれば満足できるようになりつつある(平日限定というのが私の甘いところ)。しかもこの2時間でできるやりたいことは通勤などの移動時間でもできる。
こうして最適化していくのは哀れなのかもしれないが、もし今やりたいことが多すぎて時間が足りず、さらには仕事や残業で時間が奪われてしんどい人は、やりたいことを減らしてみてほしい(当たり前すぎるが、時間は短ければ短いほど確保しやすく奪われにくい)。

ただ、一番良いのは仕事をやりたいことにすることだ。私にはまだまだ実現できそうにないので、上記のように考えることにしている。

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