『ラッシュ』

1 まずは、ChatGTPによる散らし書きをどうぞ。

今回は、ChatGTPと協力してみました。
まず、散文詩状態の『ムーン』と散らし書きが済んだ『ムーン』とを読んでもらい、今回の詩『ラッシュ』を提示して、「マラルメみたいに余白をたっぷりとった詩にしたいんだけど、三つぐらいやってみて」みたいなことをお願いします。

1回目は行頭が揃っていたので、「行頭も揃えなくていいよ、もっとスペースとって」とお願いすると、またそれぞれのものが3つできあがってきた。

これ、いいんじゃないというのが下のものです。「どこへ　なにを　だれのために」あたりが、いい感じで散らされています。

じゃあ、自分でも存分に余白を深呼吸しながら、散らしていくか、とやってみたのが、自分改行版です。

旅記は
靴紐に結んで
飛ばしたんだ 



　　　　　　もうなにかを
　　　　持ち帰るということも
　　　　　　　ないだろう 


　　　　　　　　　　　　どこへ 
　　　　　　なにを 
　　　　　　　　　　　　だれのために 



　　　　素足へと
　霧は
　　　　　　森林の透明を
　　探りあてながら
　　　　　　　　　漂い


耳萌え
　　　　　　　　　　　声の巣立ちへと 


　　臨界は
　　　　　　　青葉を
　　　　　　添えてくれている


　　　　　　歌おうか 


歌は
　　　　　　　　　　　　　地理の響きを
　　　　　　産卵する 



　　ささやかな鞘に
くるむ雨滴のために
　　　　　　　あるいは
　　　　　　　　　　ただ揺れる
虹皮のために



　　　　　　　　　　　　　　つりり、つりりと



正当な権利のように
　　　　　畏怖している髪根



　　人為的な虚構で
　　　　　　　　　　　　　律意されたままの仰角



　　　　　　　すでに世界は
撮影を終了したのだ 


　　　　　　　　　　　　このうえどのような変奏で
　　　　　圏上の青雲を
　　　　　　　　満たせばよいのか 


　　　　　　仮死として 
　　　　　　　　　青空の寸暇


陽眉の快楽に
　　　　　　侵入する技芸要綱 

2 では、ここからは、自分で改行した版です。

『ラッシュ』

旅記は
靴紐に結んで、　　　　　　　　　　　　　　　　、飛ばしたんだ、

　　　　　　　　もう、なにかを
　　　　　　　　持ち帰る
　　　　　　　　と
　　　　　　　　いうことも
　　　　　　　　ないだろう

　　　　　　　　どこへ
　　　　　　　　　　　　　　　　なにを
　　　　　　　　
　　　　　　　　だれのために

　　　　　　　　　　　　　　　　　　素

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　足

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　へと、

　　　　　　　　　　　　霧は、

　　　　　　　　森林の、透明

　　　　　　　　　　　を、

　　　　　　　探りあてながら、　　　　　　　　漂い

　　　　　　　　　　耳萌え、

　　　　　　　　　　　　　、声

　　　　　　　　　　　　　　の巣立ち、

　　　　　　　　　　　へと、、

　
　　　　　臨界は、

　　　　　　　　　青葉を、

　　　　　　　　　　　　　　　、、添えてくれている、、

　　
　　　　　　…　　　歌おうか　　　…

　　　　　　　　　歌は、
　　　　　　　　　地理の
　　　　　　　　　響きを
　　　　　　　　　産卵する

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ささやかな
　　　　　　　　　　　　　　　　　　鞘に
　　　　　　　　　　　　　　　　　　くるむ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　雨滴のために

　　　　　　　　　あるいは
　　　　　　　　　ただ
　　　　　　　　　揺れる
　　　　　　　　　虹皮のために

　　　　　　　　つりり、
　　　　　　　　　　　　つりりと

　
　　　　　　正当な権利のように
　　　　　　畏怖している髪根
　　　　　　人為的な虚構で
　　　　　　律意されたままの仰角

　　　…　　　すでに世界は撮影を終了したのだ　　　…　　　　　

　　　　　　　　　このうえ
　　　　　　　　　どのような変奏で
　　　　　　　　　圏上の青雲を
　　　　　　　　　満たせばよいのか

　　　　　　　　　　…　　　仮死として　　　…　　　

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　…　　　青空の寸暇　　　…　　　

　　　　　　　　陽眉の
　　　　　　　　快楽に
　　　　　　　　侵入する
　　　　　　　　技芸要綱　
　　　　　　　　　　　　…　　　…　　　…　　　…　　　…　　　…