
サピックス:4年生:430−32(植物の働き):理科のメモ
植物の働き
植物の体の各部位の役割
根:
土の中に根を張り巡らせ、土の中の水や水に溶けた肥料を吸い上げる。
地上部分(茎や葉)を支える。
茎:
根から吸い上げた水や肥料を通す管がある。
葉で作られた養分を通す管がある。
葉や花を支える。
葉:
光合成を行う。
蒸散という働きで、植物の体から水分を外に出す。
花:
子孫を残すための種子を作る。
種子の種類
有胚乳種子: 胚乳を持つ種子。胚乳は胚が成長する時に必要な栄養分。
例:イネ
無胚乳種子: 胚乳を持たない種子。胚乳の代わりに、大きな子葉の中に栄養分を蓄えている。
例:カキ
蒸散
気孔: 葉の裏側に多く存在する小さな穴。ここから水蒸気が出ていく。
気孔は、孔辺細胞という2つの細胞に挟まれた隙間。
蒸散のメカニズム:
葉の細胞から水が蒸発する。
葉の細胞内の水分が減るため、茎から水を吸い上げる。
茎の水分が減るため、根から水を吸い上げる。
根は、周りの土壌から水分を吸収する。
蒸散の役割:
水を吸い上げる力の源となっている。
植物の体内の水分量の調節をする。
体温調節をする。
植物の体内の物質の移動・輸送に関わっている。
蒸散量:
葉の裏側の方が、表側よりも蒸散量が多い。
茎からもわずかに蒸散する。
植物は吸い上げた水のほとんどを蒸散によって外に出している。
実験: 赤いインクを溶かした水に植物を浸す実験から、以下のことがわかる。
インクは蒸発できないため、植物の体内に残る。
水蒸気だけが気孔から出ていく。
これは、土壌中の肥料分が植物の体内に残る仕組みを表している。
光合成
目的: デンプンを作る。
場所: 主に葉で行われるが、作られた養分は全身で使われる。
材料:
二酸化炭素: 葉の気孔から取り入れる。
水: 蒸散作用によって根から吸い上げられた水が利用される。
光エネルギー: 太陽から届く。
生成物:
デンプン: 養分として、根、茎、葉、花、種子など、植物の全身に運ばれる。
酸素: 余った酸素は、気孔から外に出ていく。
呼吸
目的: 活動エネルギーを取り出す。
場所: 植物の全身で行われる。
根の先端、葉、茎、花、種子など、成長している部分や生きている部分すべてで呼吸が行われている。
材料:
養分: 光合成でつくられたデンプンから得られる。
酸素:
昼間: 光合成でできた酸素を直接使う。
夜: 気孔から空気中の酸素を取り入れる。
生成物:
二酸化炭素: 気孔から外に出ていく。
水
種子の呼吸:
発芽するまでは、呼吸をほとんど行わず、眠っている状態。
発芽の条件が揃うと、呼吸を始める。
植物の働きは相互に関係している
蒸散、光合成、呼吸は、それぞれが密接に関係している。
植物の働きは、全身に関わっている。
上記の内容を踏まえた、授業ノートの改善点
トモ君の実験: 蒸散の実験として適切だが、マリちゃんが使用している葉は茶色く枯れているため、ほとんど蒸散していない可能性が高い。
ニンジン: 畑から抜かれた状態では、土壌からの水分吸収ができないため、蒸散しにくい。
秋の自然
紅葉: 赤や黄色に紅葉した葉は美しいが、自然の中で楽しむもの。枝を折ったり、葉を摘んだりしてはいけない。
カシオペア座: 秋になると北極星の真上に見やすくなる。
リンゴ: 私たちが食べている部分は、花托(かたく)と呼ばれる部分で、果実ではない。
ニンジン: 根の部分を食べる野菜。大根、ゴボウなども根菜類。
哺乳類: 子は親と似た姿で生まれ、体温が常に一定に保たれている。
たぬき、イノシシ、シカなどは哺乳類。
リスの中には、冬眠する仲間もいる。