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【股関節重心・股関節の捉えとは?】

今日は「股関節重心」についてお話しします。この概念を理解することで、スポーツやパフォーマンスにおいて体の使い方が大きく変わります。具体的に、客観的な動きを交えて説明するので、ぜひ最後までお付き合いください。

  1. 股関節重心とは?

股関節重心とは、重心を股関節で捉える感覚のことを指します。厳密な重心の位置は、「両股関節」「仙骨」を結んだ三角形の中心にあります。この三角形の中に重心が収まることで、安定した動きが可能になります。

しかし、多くの人は仙骨を意識して動かすことができません。そこで、「股関節重心」という表現を使って、より分かりやすく説明しています。

2.股関節重心のポイント

股関節重心を正しく理解するためのポイントは次の通りです。

(1) 目線をブレさせずに歩けること

股関節重心を意識すると、目線をブレさせずに歩くことができます。そのためには、

骨盤を前傾させる

胴体の柔軟性を高める

足裏をフラットに着地させる

この状態を作ることで、スムーズな重心移動が可能になります。

(2) バランスの取り方

バランスボードの上でまっすぐ立つ練習をすると、股関節重心の感覚を身につけやすくなります。このとき、

首の根元

みぞおちの奥

骨盤の中心

足首の根元

これらを一直線に揃え、体の軸を意識することが大切です。

3.股関節重心が競技に与える影響

股関節重心は、さまざまなスポーツに応用できます。

(1) ステップ動作

サッカーやバスケットボールでは、ステップ動作が重要ですが、膝で動くと遅れが生じます。股関節重心で動くと、膝を内側に入れながら伸ばし気味にすることで、スムーズかつ素早いステップが可能になります。

(2) 体の伸びとしなやかさ

例えば、バレーボールやテニスでは、膝を曲げてしまうと動きが硬くなります。一方、股関節重心を意識すると、胴体が伸びた状態での動作が可能になり、スムーズに体を動かせます。

(3) マラソンや陸上競技

長距離走では、膝で走ると負担が大きくなります。股関節重心を意識すると、骨盤が前傾し、膝への負担を軽減しながら効率的な走りができます。

4.なぜ多くの人が股関節重心を使えていないのか?

現代社会では、以下の習慣が原因で股関節重心を使えなくなっている人が多いです。

ランドセルの影響で骨盤が後傾する

「気をつけ」の姿勢が身についてしまう

体育座りの習慣がある

スマホやタブレットの使用で猫背になる

このような習慣が、股関節重心ではなく膝重心の動きを生み出し、結果として体の動きが硬くなってしまうのです。

5.股関節重心を取り戻すために

股関節重心を取り戻すためには、適切なトレーニングが必要です。

バランスボードを使ったトレーニング

スクワット時に膝ではなく股関節を意識する

ランニング時に骨盤の前傾を意識する

また、大谷翔平選手や井上尚弥選手など、世界トップクラスのアスリートは共通して股関節重心を意識した動きをしています。

6.まとめ

股関節重心を意識することで、スポーツやパフォーマンスの質が大きく向上します。適切なトレーニングを行い、股関節を正しく使うことで、より効率的でスムーズな動きを手に入れましょう。

動きで見たい方はこちらのYouTubeをご覧ください!
https://youtu.be/9t-JcqIJZk4?si=6TVHsvakDw_GalD7

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