(検証7)条例がわかっていないのはどっち
【ブログ更新日】2022-06-20 20:00:47
令和4年3月市議会定例会で「副市長の定数条例を変更する条例」が議決されました。その討論の中で、K議員がとうとうと次のように述べて反対しました。
それは違うでしょう。条例には次のように定められています。
「2人」はあくまで定数であり、「2人置かなければならない」とは定められてはいません。
つまり、「2人」は「条例で定められる最大定員数」であり、常に置いておかなければならない「必置義務」ではないのです。
たとえば、条例設置の審議会や協議会等には定数が定められていますが、状況によっては欠員が生じている場合があります。
だから、副市長が1人でも誰も「条例違反」だと言わないし、市長も副市長案が否決されても、直ちに後任人事に取り掛からず、今日に至っています。
そして、Y議員を馬鹿にしたように、発言しました。
条例がわかっていないのは、どっちなのでしょうか。
また、予算についても、「定数が2人だから、副市長案が否決されても、予算を残しておくのは当たり前」と主張しましたが、新たに副市長選任の意思があるのならともかく、当面その意思も動きも見られない中では、予算は当然「減額補正」されるべきでした。
「定数」ではなく、実態に合わせた予算が編成されるのが当然なのです。
市長は、「部長や課長が自分の目耳になって情報を上げてくるので、災害現場には行く必要はない」、「国・県は定められた権限役割にもとづいて仕事をするので、陳情等必要ない」等々と理屈を言って市長室にこもっています。
そして、「産業振興を担う予定の副市長案が否決されたので滞る」等と発言しているようですが、産業振興を計る意思があるのなら、自らが先頭に立ってやればいい話で、方針も施策も示さず「副市長という人だけ求める」のは、余りにも虫のいい話だといわざれを得ません。
2万7千人程度の町に2人の副市長は必要ありません。
これが市民感情です。