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ゴルフで肘が痛くなった人の腕の可動域

筋骨格系の痛みは、多くの場合”使い過ぎ”によって起こります。

姿勢治療家はその”使い過ぎ”を、普段の生活を伺ったり、関節の可動域や筋肉の硬さなどをチェックして見つけていきます。

ゴルフで肘を痛める方にも”使い過ぎ”があります。
ほんの一例ですがご紹介しましょう。


スマホ使用により”握り過ぎ”

とある患者さんは、ゴルフでスイングする時に右肘内側に痛みを感じており、誤魔化しながらやっていたものの、痛みが強くなったため、「そろそろゴルフを辞めようかな」と思われていました。

からだの動きをチェックすると…

右肘関節の回外(腕の内側を外に向ける動き)
右手関節の背屈(手首を手の甲側に曲げる動き)
右小指、薬指の外転(中指から離れる動き)

これらの関節動作に可動域制限があり、尺側手根屈筋、浅指屈筋、深指屈筋など前腕の小指側を走行して肘の内側に止まる筋肉が硬くなっていました。

お仕事で、スマホを使用している時間がかなり長いようで、その時に小指、薬指で支えるように握っていました。その為に、前腕の小指側の筋肉に負担をかけていたようです。

硬くなっている筋肉は伸び縮みが苦手になります。スイングのトップやインパクト時に特に痛みを感じていたのは、筋肉の動きづらさが関わていました。


”握り過ぎ”の対策は…

・痛めている手でのスマホの使用を減らす
・”パー”の運動を取り入れる

簡単な対策はこちらの2点です。
”握り過ぎ”ている手には”パー”で手を開く運動を取り入れて上げましょう。
お風呂の中などで温めた状態で行うのも有効です^^

ゴルフの前のウォーミングアップにも取り入れてもいいでしょう!


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