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リターン7%! iDeCoを始めて半年。運用成績
iDeCoを開始して半年経過しました。
度々おススメしているので
運用成績をご紹介してみようと思います。
12/4 資産残高145, 088 拠出金累計138,000 損益7088円(+5.1%)
SBI全世界 資産残高135,310 購入額125,845 損益率9,465円(7.5%)
EXE-iグローバル中小 資産残高9,778 購入額9132 損益率646円(7.1%)
なかなかの成績ですが、最近は日本市場、アメリカ市場ともに最高値を更新する動きを示しています。
株式市場は、現実の経済状況と乖離している印象で、
新型コロナウイルス感染症もおちつきをみせてない今、
再度株価が大暴落する可能性も十分考えられます。
この半年でもかなりの変動がみられました。
iDeCo開始後、徐々にあげつづけ、一度9月に最高益をあげましたが、その後、しばらく下落が続きました。
9/4 資産残高69,681 拠出金累計69000 損益+681円(1.0%)
SBI全世界 資産残高55,829 購入額52,578 損益率+3,251円(6.2%)
EXE-iグローバル中小 資産残高13,852 購入額13,146 損益率+706円(5.4%)
10/30 資産残高106,317 拠出金累計115,000 損益率-8663円(-7.6%)
SBI全世界 資産残高102,030 購入額107,582 損益率-5,552円(-5.2%)
EXE-iグローバル中小 資産残高4,287 購入額4,566 損益率-279円(-6.1%)
かなりの変動です。10/30が損失が最大となった日です。
投資信託は、通常の個別銘柄とはちがって、すぐに売り買いできません。
売るまでに数日
完全に売ってしまった後に再度数日かけて買いを確定します。
急に株価がさがっても、すぐに対応することができません。
一時的に株価が大きくさがったものの、数日で株価が元にもどった場合
一番安いところでうってしまい、高い金額で買ってしまう(もしくは買い直してしまう)可能性もあります。
個別米柄と異なり、全世界型の株式であれば、そのまま放置しておけば、値段はほとんど必ずといっていいほど戻ります(全世界の経済が、停滞したまま戻らないとは考えにくいです)。
今回の新型コロナや、リーマンショックの時のように
かなりの期間、株価が下がり続けることが予想される場合には
元本保証型(とくに経済状況が悪くないときに選ぶと、手数料のせいで元本は減ってしまいます)で一時的に逃げておいて、おちついたらまた全世界株式にもどすのが私の戦略です。
(値段が下がった時に、そのまま放置していてもいずれ価格は戻ります。しかしながら下げ幅の大きなところを避けておけば、それだけ戻りが早くなりますし、高いところで売り逃げして安いところで買い直すことにもつながります)
全世界型株式の投資信託を長期運用した場合にどれくらいのリターンが得られるかのデータをみかけたことはありませんが、
『ウオール街のランダムウオーカー(バートン・マルキール著)』や『敗者のゲーム(チャールズ・エリス著)』ではS&P500などのアメリカ株式を中心としたインデックス型のパッシブな投資信託のリターンは7~9%程度のようです。
また『株式投資の未来(ジェレミーシーゲル著)』では長期・分散・積立の選択肢として全世界型は理にかなっていることが説明されています。
『21世紀の資本(トマ・ピケティ著)』によればハーバード大などの、巨額の資金を要する超一流の機関投資家の運用利率が年7~9%程度のようです。
インデックス型のリターンとそれほど変わりません。
また同書では、かつての日本の高度経済成長率は、欧米への追いつきだったと説明されています。
そうであれば、長期でみればアジアやアフリカが高度経済成長を遂げる可能性は十分考えられますし、
中国に続いて、インドが今後大きな経済成長を遂げることを予想する人は多数存在します。
現在、経済大国というとアメリカや、中国が頭にうかびますが
アメリカが台頭してきたのもここ数百年です。
それ以前にはアフリカや中東アジアの国々が世界の中心だった時代も長く存在します。
総合的に考えれば、私は、全世界型のインデックス型の株式がベストと考えます。
債権は株式より値段の下落リスクが少ないものの
リターンも限られ、不況時には債券すらも値を下げることから
私は、選択肢としてあまり重視していません。
ただし、この考え方は、一般的な考え方とはいえないので
多少は勉強された上でのiDeCoの利用をおススメします。
投資は自己責任でお願い致します。
投資は自己責任ですが、
勉強するのは苦手だし
文句言わないから
どれがいいか教えてくれ
ということでしたら
参考までに私のポートフォリオは
上記のSBI全世界80%+EXE-i グローバル中小20%
に設定しています。
80%と20%の割合には、合理的な理屈はなく
まずはこれぐらいの比率で、運用益をみながら変更しようと考えています。
しかしながら、今のところ、どちらも似たような動きを見せており、二つの間で大きな違いはみられません。
私は書籍を中心に投資の勉強をし、運用方法を決定しているのですが、
雑誌で特集されている
『おすすめの銘柄』
などには、どう考えてもおススメとは思えないものも数多く存在します。
投資信託もしかりです。
『テーマ株』も
今後伸びてくる分野で、業績も期待できる企業はよいのですが
ただテーマに関連しているだけの企業は危険です。
バイオやIT関連株がそのいい例です。
赤字だらけで、業績も乏しいのに、テーマ関連としておすすめされている記事をみかけることがあります。
テーマ関連株は、そのテーマへの期待がなくなれば、あっという間に値がさがります。
ブームと同じです。
こまめにチェックして、株価の動向や、企業やテーマへの市場の評価に敏感でいられる方はよいですが、
「今後、この分野がきますよ!」みたいに誰かにおススメされて購入している場合は危険です。
気付けば、ブームの去った売れ残り商品になってしまうかもしれません。
やはり他人を信用せずに、ある程度自分で判断することが大切だと思います。
そういう意味では、私の意見も参考にはしても信用しないのが原則です。
iDeCoはいわば
『老後のための投資用に、政府が支給してくれる給付金』と考えています。
まだ活用されていない方は是非、ご活用を。