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2021.1.9 本日のラッキーワードならびにラッキーソング

本日のラッキーワードは
『想定と検証』
です。

ビジネス書などでとりあげられるキーワードの中に
『理系的思考』、『PDCAサイクル』、『解決型思考』
などがあります。

これらに共通する要因として私が大切だと考えるのが
『想定と検証』です。

まずは問題となるテーマをとりあげます。

次に、その問題の原因は何か、その要因を複数考えます。
理系的思考でいえば、『仮説』です。

そして、それぞれ考える要因を検証するには、
どのような実験や調査を行えばよいかを考えます。
そして実際に検証することで、
仮説が正しかったかどうかを確認するわけです。
『PDCAサイクル」でいえば、チェックとアクションの段階です。

まさに政府が声高に訴え、
急速な技術革新や、各種の自然災害などの先行き不透明な現代社会において
これからの日本の教育に必要とされている
『解決型思考』そのものです。

某リーダーの周辺が以前から繰り返し発言されている
『仮定の話にはお答えしない』
この一言には、
強い違和感を覚えられる方も少なくないのではないでしょうか。

この発言はどこにひっかかるのでしょうか。

『宇宙人がコンタクトしてきたらどうしますか?』
『宝くじで一億円あたったらどうしますか?』
『芸能人の〇〇さんと付き合えたら、
もしくは結婚できたらどうしますか?』

これらの可能性は0ではないけど、
そうそう起こるとも考えられないようなことであれば
上記の発言でも構いません。

ところが
『感染が拡大したらどうしますか?』
『財源がまかなえなかったらどうしますか?』
『失業率が更に増悪したらどうしますか?』

これらは十分に現実のものとなる可能性を
想定しておかないといけない問題です。

そうなってから考えるのではなく
そうなった時のことも考えておかなければならないことです。

これらのことがらに言及しないのは
『不確定要素に対して、不用意な発言をしない態度』
ではなく、
ただの
『思考停止』
です。

私にとって、現政府は非常によい(現実的にはそうあってほしくない)
反面教師です。

戦前より続く、日本の官僚体制の問題については
『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』
で詳細に分析されています。

日本軍に限らず、
戦後も続く日本の官僚体制にみられる組織的な体質を深く学べる名著です。

少し硬くて読みにくい本ですが、
日本人として一読しておいて損はない一冊です。

未読で、お時間がある方は
是非かじりついてでも読んでいただきたいおすすめな一冊です。


本日の『ラッキーソング』は
『The ScriptのScience & Faith』
です。

皆さまにとって、本日も素敵な一日となりますように

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