経験は大切なこと。でも経験が油断につながるときは、気を付けた方がいいと思った
昼ご飯を食べながら、在宅勤務の夫とコロナのニュースの話をした。各地で起こるクラスター。集会や会食で起きているってことは、症状は出ていないけど感染している人がいるってことだ。
「一定数の無症状感染の人がいるってことなんだよね。だから、ソーシャルディスタンスとか会食の自粛とかってことが大切なんだよね」
「『大丈夫だよ。みんな元気じゃん』で集まっちゃって感染して、それがニュースになるわけだけどさ、その何倍もの人が会食とかして何事もなく終わっているのも事実だろうね」
「そういう人たちは、自分の経験から『大丈夫だよ。集まったって』って自信を深めていくのかな」
「でも、次の会食でも大丈夫とは言えないんだよねー」
そんな話をした。
経験は大事だ。経験したからこそ分かる感覚や、失敗をさける知恵がある。
でも、経験が邪魔になることもある。
東日本大震災の時も、津波を以前に経験したことから「津波はここまで来ないから大丈夫」といって避難しなかった人がいたそうだ。
でも、きてしまった。千年に一度の大地震。誰も自分の経験則からは判断できない災害だった。
「経験が油断につながるときは、注意が必要かもしれないね」
「そうだね」と夫。
災害もコロナもあって不安な世の中。ひとつ自分の中の指針にしていきたいと思った。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?