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人それぞれの思考の違いを知り、みんなに共感してもらうなんてムリな話だと気付いた

先日、受験生の娘の話を母にしていたときのこと。


私:「三者面談で、担任の先生が『どこの高校に行くかじゃなくて、行った後にどうするか、ですからねー』って仰ったんだ」

母:「先生は、他人事なんだねー」

私:「・・・えっ???? なんで??? 私もそのとおりだと思ったんだけど。ホントに行った後、自分がどうするかで変わるじゃん」

母:「ねーでもさ、そこでどうなるかって運だよねー」

この辺りから話がズレてくる・・・。


私は、昔から母と話が合わないのだ。

翌日、Lineで「行った場所でどうするかは、自分の行動次第。幸せになるかどうかは自分で決められる、ってことだと思うよ」と母に送ってみた。

が、既読がつく前に取り消した。

80年近く生きてきた人に、違う思考を伝えても、話は平行線のような気がしたし、「どちらが良いということでもないのかな?」と思い直したのだ。


それにしても、この会話はカルチャーショックだった。

私は、担任の先生の言葉は誠実なものだと思ったけど、まったく逆に捉える人もいるのだ。

母からしたら、「めっちゃ冷たい先生」ってことになる。


こりゃ、世間の人すべてに分かってもらえる思考なんてないね、と思った。


自分はそんなつもりなくても、自分の言葉で誰かがムカッとしたり傷ついたりすることも全然あり得るんだ。

反対もしかり。私は腹立たしく思っても、相手は全然悪意ないってことがあるんだろう。


どっちの立場だとしても「しょうがないな」って思ったほうがいい。

こんなにいろんな思考を持つ人がいるんだもの。

人それぞれ、自分には理解できないような感覚を持っている人もいるのだ。


母よ、教えてくれてありがとう。



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