思い出の場所がもうなくなっていた。

父は 水泳の主任コーチをしていた。
おじいちゃんがなくなった後で辞めた
誰にも 和歌山の病院から 看病の後出勤していたことは知らしていなかったらしい。

同時期にやってきた コーチに地位を奪われるように辞めたらしいと知ったのは
父がいなくなってからだ。

牛乳石鹸のブックカバーを目的に
大阪シティーバスに乗った。
行く途中に その主任コーチをしてたスイミングスクールのあった場所を通る。
つい目を向けて 寂しくなる
もう跡形もないその場所に 胸を締め付けられたのだった…。

こんな切なくなるものなのだとは思わなかった。

私の中で大事な場所だったと今更知った。

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