見出し画像

空海展で感じる解釈の違い・・・。

法本無言非言不顕。
真如絶色待色乃悟。

このことを説明したのが天井からつり下がってた
若い女性二人が これについて語ってるのが聞こえた

自分ちに来るお坊さんが言うてるやつちゃうーん! と

法は本より言ごん 無けれども、
言 非ざれば顕われず。
真 如 色 を絶して、
色を待って乃ち悟 る。

訳すなら 真理は言葉を超えたところにあるけど
表現するには言葉がないと認識することは出来ない。
絶対の真理は、物質的存在とは隔絶しているけど、物質的存在を媒介にして、初めて悟りを得ることが出来るんだって言うことだと・・・。

真理は、言葉を超えたところにあるってのはポイントで
言葉の中に宿るのではなく もっと高みだったり
深いところにあって 
でも言葉というものをつかってしか 
ここには現すことが出来ないし
共有も出来ない 言葉を磨くことも大事で
真理を言葉で全て表すことも 出来ないんだけど
現していくことってのは 言葉を選んだり
つかっりするなかで より深まっていくんだなぁとか
しみじみしている私の横で

何でも言葉にしないと伝わらないってことだよ!
と二人で納得していて

お!?ん???
え? そういうことなの?と驚いてしまった
自分の解釈の仕方に自信は無いのでそう言われているのを聞くと
引っ張られる・・・・。

うんとうんと・・・・
全てを言葉にすることは難しいって事なんじゃないのか?
全部を言葉に出来ると思うなよって事でもあると思った私は
なんだか すごい 的外れなことを思ってたかのようだった

強い風のようにさっとその二人は去って行った・・・。

あってる あってないじゃなく
ぱっと見て感じる事と 
よく見て感じる事は違うのかもしれないよね
人によっても全然違うんだなぁ

振り返ったら
真ん中に顔のパーツがぎゅっとなっている不動明王が
じっと私をみてた・・・・。

なんともいえない顔で 
じっと見つめられている心地悪さで 私はその場所を去ったのだった・・・。

#誰かに届け #私のために #自分らしく書く #私らしく書く #エッセイ #エッセイと言っていいのか #スイッチが入りました #記憶より記録 #言葉を磨く #空海展


よろしければサポートお願いします。 さらにたくさん学び,深めるために使わせていただきます。