注意点~クレジットカードのリボ払いの手数料の計算例
こんにちは、司法書士・行政書士の佐川です。
今年2022年4月1日から成人年齢が
「満18歳」
と引き下がりました。
明治時代から今日まで約140年間、日本での成人年齢は満20歳と民法で定められていました。この民法が改正されて満18歳から成人となったわけです。
ただ、急に「明日から成人」と言われても戸惑う方が多いと思います。
ちょうど進路であれこれ悩む時期ですし、「成人?すぐにどうしなきゃいけない問題でもないから、後回しでいいよね」というような大多数と思います。
契約が自由にでき、業者からの“キャンペーン中ですよ!”の熱心な勧誘に、つい気軽に契約してしまうこともあるかもしれません。
でも、のちのち大変なことを招くことも・・・・
たとえば、クレジットカードの返済方法がその1つにあげられます。
満18歳で成人ですからクレジットカードの申し込みも一人でできるようになります。はじめは使うつもりはなくても、ついついカードを利用し商品の決済をしているうちに利用額が多額になってしまうということもあると思います。
月々の支払いも多くなり、どうしようと悩んでいるところに
カード会社から「月の支払いが一定になるリボルビング払いでOK!!」との
広告が目に入りました。
毎月の一定額なので返済は楽になりますし、
しかも「5000ポイント進呈」とか「AMZONギフト券 3000円プレゼント」とか特典も魅力的!
さっそく、申し込んで、悩みはなくなり、めでたし・めでたし・・・・
には、なりません!!
支払期間が長くなることになり、返済がなかなか終わらず、最終的に手数料が多額になることもあります。
例えば、10万円の商品を購入し、毎月5000円ずつ払う「リボ払い」としたとき、カード会社へ支払う手数料は「約1万3000円」となります。
この金額が高いか、安いかは利用者次第ですね。
ところが、3倍の30万円の商品を買って、同じく毎月5000円ずつ払う
「リボ払い」とすると・・・
手数料は「約11万円」発生!!
(以上はJCBを参考例にしています)
30万円の商品を買って、約40万円の支払とはタイヘンです。
「リボ払いにして、毎月の支払が楽ちん楽チン」なんて安易に
考えてはいけません、よ~く考えてみると大損しているかもしれませんよ
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