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【エッセイ】居場所

自分の居場所について考えてみる。

例えば、今の仕事を辞めたら
私の居場所はどうなるのだろう。

この思考は、基本的に代わり映えのない
何もしなければ続いて行くであろう
時の流れに対流を作る行為である。

もしも、を考える。
それはありもしない空想ではなく
あるかもしれない未来として。

考えて考えて考えて
段々面倒くさくなって
やっぱりここでいいってなる。
だいたいこの繰り返しである。

そして振り返って思うのだ。

思えば私は気の遠くなるような時間をかけて
奇跡的に今の居場所に流れ着いたのだと。

思えば居心地の良い場所を求めて求めて求めて
求めた先にあったのが今の職場なのである。

そして、メダカをもらって沼ったのも
今の職場である。メダカの未来を考えると
今の環境が最適解なのが明白なのである。

そんな中、最近の思考の中で、わりと
未来が変わるかもしれない話がある。

ある日、試しに
「辞めるとしたらどんな理由があるか」
という仮説を立てた。
そのとき、急浮上してきた理由があった。
それは、

病気。

実は夏の定期検診で
大腸がん検診とMRI検査を
医者に勧められた。

そして届いた
再検査の用紙。

・・・これはもう、
やってみるほかあるまい。

自分の居場所は、
やっぱりここでありたいから。






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白土紘子
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