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抜苦与楽なしごと

めずらしく仕事のマジメな話。

私が作った『プチ写仏プログラム』という商品を1年間受講いただいたお客様から声が届いた。そこには、お客さまには面会もできないほどの難病を抱えた小学生のお子さまがいること。そのお子さまがベッドの上で写仏をしていたという話が書かれていた。

「一心不乱に写仏することで、また、優しい説法などよむことで、また、可愛く受け入れやすいタッチの内容から、看護婦さんや病院のスタッフさん達との話題の一材料として大変良かった。」
→無心に描くことで、不安な未来を思う日々から俯瞰して「今ここ」に戻ることができた。

「段々と周囲の大人たちに、凄い、上手だと褒められると、お説法も理解して説明したくなるようで、自然に読み返しておりました。内容は生きていく上での智慧がメインのお説法でしたので、前向きになれたことが何より有り難かったです。」
→今を俯瞰するだけでなく、他者との交流を自ら取ることで、お説法に書かれていた智慧を「実践」して自分のものとした。

仏教の教えには抜苦与楽のヒントが説かれているが、どんな仕事も人の人生に関わるというのであれば、仕事もまた自他の抜苦与楽に役立つものでなければなりません。

改めて今自分ができる仕事が、小手先のものにならないようにせねばと感じたのだった。


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