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なぜラーメン店の店主は腕を組むのか

HIKAKINさんのラーメン「みそきん」、大人気ですね! 私はまだ買えていませんが。「みそきん」のパッケージを見て、思い出したことがあります。

だいぶ前になりますが、「ラーメンフェア!有名ラーメン店が集結!」みたいなチラシを手にすることがありまして。

ラーメンの写真と共に、各店の店主さんも載っているんですが、10店舗あるうちの7店で店主が腕組みしてました。皆さんだいたい怒ったような顔をしてる。

腕組み率70%。多くない?
腕組みだけじゃなくて、怖い顔、頭を覆うタオル、黒Tシャツも定番ですよね。
HIKAKINさんの中にも、きっとあの定型的な「うまいラーメンを出しそうな店主のイメージ」があったんだろうなあと楽しく思った次第です。

なぜ、ラーメン屋店主は腕を組むのか?

想像①腕を組むことで頑固おやじ職人的雰囲気を醸し出し、めちゃくちゃラーメンにこだわってる感を印象付ける意図がある。

想像②実はシャイなのをがんばって隠そうとしている

想像③周囲あるいは画像を使うメディア側が「それっぽく見えるように!」と強要している。

たまに変化球も見かけますけどね。満面の笑み浮かべてたり(タオルと黒Tあり、腕組みなし)、コックコート&コック帽でうっすら微笑んでいたり。こちらはこちらで自信にあふれていそうです。

思い込みとは怖いもので、先日広めの国道を車で走っていましたら、頭に白タオル、黒T、腕組みの強面おじさん2人が載った大きな看板広告を見かけました。お、新しいラーメン屋さんできた? と思ったら塗装屋さんでした。紛らわしいなあ! いや、塗装屋さんは全く悪くない。悪くないけど、塗装の宣伝になってるのかはちょっと心配。でも私の記憶には残ってるから成功とも言える?

「ラーメン店主っぽさ」がここまでテンプレ化したら、黒T&頭タオル&腕組みで仏頂面してるけどラーメン店主じゃないって方が面白いかもしれません。お花屋さんとか。保育士で赤ちゃんの面倒見てますとか。お医者さんとか。

逆はかなり難しい。絶対ラーメン屋に見えないような飾りが多い服、露出が多い服は、高温環境で安全に調理できないから、結局、あの形がベストなんでしょうね。でも、腕組みは必須じゃないよね。Wピースと笑顔のラーメン店主さん、いるかしら。

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