ひとりぼっちの同窓会

1ヶ月前のことになるけど、
お盆前の連休に小学校の同窓会があった。

小学校6年生の時の担任と、同級生17人が参加した。
1クラス25人中の17人だから、割と集まったほうではないだろうか。
地元にいて何度か会った人もいるけど、
ほとんどが久しぶりの再会だった。

皆、見た目は結構変わってる感じがした。
誰か分からない程ではないけれど、
36歳とか37歳の大人になってしまっている。
ただ、見た目に対して、中身はあまり変わっていない。
もう覚えてないけど、
たぶん小学校の教室もこんな雰囲気だったような気がする。


会の途中で自己紹介の時間があった。

僕以外は、みんな既婚者だった。


もしかしたらそうなんかな…
となんとなくは思っていた。
でも、それが確信に変わった時、
こんなにもショックを受けるとは思っていなかった。

それから、恥ずかしさがじわじわと込み上げてくる。

勝手に、居たたまれない気分になる。

早く終わらんかな…
と思いながら、とりあえず近くにいた人と話す。

別に誰も悪くないし、誰のことも嫌いじゃないし、
それなのに、こんな楽しめないことってあるんだな。


独身であることに引け目を感じているつもりは無かったのに、
想像以上にダメージが大きかった。

たぶん、誰かと比較してしまうからだろう。
自分だけで、自分の世界に閉じこもっていれば、周りを気にすることなんてない。
それが、同窓会という場に出たせいで、周りと何か違う部分が露呈する形になった。
自分が異質な存在であると感じてしまうようになった。

同窓会って、
同い年で、同じ地域に生まれて、同じような環境で育ったからこそ、
余計に今の結果を比べられると刺さる。
いや、勝手に比べてるのは自分なんだけど。

「来年でもまたやりたいね」

解散前にはそんな言葉が飛び交っていた。
皆、楽しかったんだろう。
僕は、ちょっと遠慮したいかもしれない。

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