【全褒めしかない】豆狸のバケル完全クリアレビューの巻【御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!】
一番最初に申し上げます。
このゲームをプレイできていること、誰よりも感謝しています。ありがとうグッド・フィール。ありがとうバケル。本当に感謝しきれないです。ありがとう!!!!!
まだクリアしてない方向けに、おおまかにネタバレを省いて記事を書いております。なお、公式紹介映像の内容を含みます。一部小ネタあり。(2023年12月29日現在、公式紹介映像①~⑥まで含む)
豆狸のバケルってどんなゲーム?
グッド・フィール開発の新作和風3Dアクションゲーム。テーマは『お祭り』わっしょい!わっしょい!! 難易度は優しめ。子どもから大人まで楽しめます。
『日本』を題材とし、全国47都道府県を1つずつステージに。47ステージ以上も遊べる大ボリュームパッケージになっております。各都道府県ごとに特色のあるステージになっており、遊ぶプレイヤー自身の生まれ育った場所、そのステージをプレイするときは感無量です。
あらすじ:豆狸のバケル公式サイトより引用
日本に厄災来たる!
ある嵐の夜に
イッスン族の「すん」と出会ったことがキッカケで
狸の少年「バケル」は日本全土を揺るがす大事件に巻き込まれていく。
「オラクル祭太郎」という悪党が「お祭り軍団」を率いて
日本各地で悪事を働いてる事を聞いたバケルは
平和な日本を取り戻すため、すんと共に旅に出ることを決意する。
邪悪な気に取りつかれた日本各地を開放すべく
47都道府県におよぶバケルの大冒険が始まる!
バケル:
たぬき族の本作の主人公『バケル』
ひょんなことからイッスン族の『すん』に、迫ってくる災い『悪祭』から日本を救ってほしいとの願いを受け入れ、一緒に大冒険に出る。
すん:
イッスン族の『すん』
「一寸」のお椀をかぶっててかわいい。本作の相棒かつヒロインにあたるキャラクター。おとぎの英雄の一人。『バケル』に最初の変化を授ける重要人物。
オラクル祭太郎:
日本各地に『悪祭』を巻き起こし『お祭り軍団』による侵略、邪気を放つ『お祭りタワー』を建て、日本征服しようと企んでいる悪いやつ。お祭りおじさん。キャラデザすね毛残したの好感度高め。
お祭り軍団の紹介は、ほんの一部!!!
プレイしていると、たくさんの魅力的な敵キャラクターが出てきます。バケルと一緒にならんで写真撮りたいくらいに。ホントかわいいです。
本作の見どころ
和を基調とした音楽の聴きごたえ
物語の幕が上がり、最初に耳に入る音楽が日本人のDNAにぶっ刺さりそうなBGMです。バケルのこれからの大冒険を彩ってくれるのは間違いなし。メインテーマの明るく軽快な「和」の音楽は、聴くだけでなんだか心地よくて、BGM聴きたさにプレイしたくなるのもあります(?!)
紹介映像より本作の音源が一部聴けます。ナレーションあり。
操作感が3Dアクションにより走り回るのも楽しい
本作は、アクションに半年以上開発を重ねて作られており、その盤石たる基盤の上で成り立つ軽快な『動き』。遊びやすさや操作するときの『手触り感』を大事に作り上げられた本作。近代未来の世界や、古き良き日本の世界を、良い違和感で混ぜ込まれた世界。ステージを走るだけでも楽しいのは確実です。
過去の似た作品を挙げるとするならば、
『スーパーマリオ オデッセイ』
『星のカービィ ディスカバリー』
この2作品の系統が色濃く出ており、過去に『ヨッシー ウールワールド』などのアクションゲームも手掛け、アクションゲームが得意なグッド・フィール開発なのは、太鼓判が押されたのも同然です。ドドンッ!
なお『星のカービィ ディスカバリー』のエンドクレジットにて、スペシャルサンクスに『グッド・フィール』の名前もあったりと、少しよもやま話。
序盤のステージ構成は広い平地に敵キャラクターが配置されており、『バケル』のアクションを思う存分に楽しめます。
一番最初は操作方法のチュートリアルがあり、『攻撃・防御・回避・パリィ』など基本のアクションを抑えていき、プレイヤーにプレイングを慣れてもらいます。物語終盤に進むにつれ、ステージ難易度も段々と難しくなっていきます。
紹介映像ではナレーション付きで解説。
最初にも言いましたが、難易度は優しめ。
万人に薦めやすい3Dアクションゲームになってると感じました。
小ネタですが、過去にマリオをプレイしたことある人は、この動きが『バケル』でもできるので、『ウリ子』から『速飴』(移動速度アップアイテム)を買わずともステージ内で早く移動することができます。
作り込まれた敵キャラクターやステージ・背景たちが圧巻
バケルの『払羅太鼓』(はらだいこ)で、邪気にかかった敵キャラクターたちを倒していくのですが、『やられモーション』がその敵それぞれに面白いやられ方をしており、プレイ中は敵キャラクターを倒してあと、よく見てみると楽しいです。作り込まれが半端ない。これ新規に開発されてるの信じられないです。
やられモーションも気をつけて見てみてください。紹介映像。
全国諸国漫遊と謳っている『豆狸のバケル』
その言わしめた売り文句に、お眼鏡かなうのは作り込みバッチリのステージ・背景にあります。1ステージで使ったらおしまいの素材ばっかりです。流用してもいいのよ??グッド・フィールさん???
通常ステージ:
上記はすべて通常ステージですが、全部違います。同じ都道府県なんてないので当たり前っちゃ当たり前なんですが、おかしいですよグッド・フィールさん!!!作り込みすぎです!!!!!
通常ステージをクリアするには、邪気提灯を壊し『オラクル祭太郎』が設置した『お祭りタワー』を制圧するとクリアになります。
個人的に、ステージは愛媛・岐阜・山梨が大好きです。ぜひプレイして見てみてください。私のいちおしは岐阜です。
特殊ステージ:
通常ステージがとてもボリューミーで、連続してプレイしていると少し疲れてきちゃうのですが、この『レースステージ』『シューティングステージ』があるお陰で、いい意味で息抜きができます。これ別ゲー???『豆狸のバケル』です。
巨大ロボット分福(ぶんぶく)戦ステージ:
全人類(私)が待っていた『巨大ロボット戦』は重厚感があり、ズシンと動く分福(ぶんぶく)を見ると感動でエクスクラメーションマークだけで会話しちゃいそうです。「!!!!!!!!」
『ラッシュ』や『驚天狸砲』(びっくりほう)は、もう歓声が上がる最高の必殺技ですね。そういえば分福の『特殺モード』って「殺」が入ってるのめっちゃ良いです。絶対の意志を感じます。絶対◯すマン。
ステージ・分福の詳細の紹介映像。
『特殺モード』解説のナレーション。気合入ってます。
探索好きな人にはもってこいなコレクター要素
本作では、ステージ内にご当地要素もりだくさんの『おみやげ』と、その地域の独特な知識が知れたりできる『ウンチク』をゲットすることができます。
ローカルネタがんがんに入ってるので、実際に旅行に行ったりしないとわからないネタもあるのが嬉しい。旅行気分を少し味わいながら、ゲームをプレイできるありがたい要素です。
ウンチク:
ウンチクさん、ステージの至るところに隠れており、物語序盤はとてもわかりやすい場所に隠れていたりなのですが、終盤に近づくにつれ、隠れんぼが上手になってます。本人は隠れているつもりはないんでしょうけど。
おみやげ:
ガチャガチャの「和」なカプセルの中にご当地のおみやげが入ってます。ステージの中に必ず隠されており、収集するために探索するのも楽しいです。これカプセルにキチンと入るの?って大きさのものあります。
本作、最高難易度の隠し◯◯◯もあります。ぜひプレイして探してみてください。コンプリートするの結構たいへんですが、私は大好物なプレイ要素のひとつでした。「ん?あれ??これ子ども向けじゃないよね???」ってなります。見つからなかったら30~60分くらい探してました。
江戸っ子・ナルシスト・からくり忍者・くのいちじゃない。おとぎの英雄4人のチカラを使いこなせ!
初っ端に『すん』から『バケル』に、英雄のチカラを授けられる重要人物と、チラッと話しましたが、他にも3人の英雄から授けられます。
バケルが変化を行うにあたって許可証が必要になります。その名も『変化ライセンス』。『オラクル祭太郎』を倒すその道中に、英雄のチカラを変化し使いこなすと、大きな手助けをしてくれます。能力ぜんぶ使いこなすと難易度はグッと下がり、プレイしやすいです。
紹介映像でより詳しく、プレイ映像と一緒に見れます。
何だかんだでプレイに慣れてくると、変化なし状態のバチでの『攻撃・ジャスト回避・カウンター・ジャストガード』などを扱えだしてくると、変化しなくとも戦えることに気づきます。そこが醍醐味であり、楽しさポイントになりうるところで、爽快感や達成感に浸れます。
2周目プレイに挑むなんてときは、変化を極力使わず、ゆったりバケルのみの攻撃スタイルで戦うのも、こりゃもちろん粋です。「漢」です。私も2周目プレイ中はバチだけで、ドドンと戦ってます。ちょうど良い難易度で楽しいですよ。
総評:迷わず買え
私は『勘違い』して購入して良かったと思っています。
過去、『グッド・フィール』ではたくさんのアクションゲームに携わり、その培った開発技術・経験を、本作の『豆狸のバケル』に打ち込み、気合の入った珠玉の作品を世の中に投じたわけではあります。
正直に申し上げます。
『がんばれゴエモン』の長年のファンです。このゲームをがんばれゴエモンの精神的続編などと書いて回っている記事やニュース、SNSを見て『期待』して『応援』の気持ちも込めて、ゲームを買いました。
結果は、〝がんばれゴエモンではありません。〟
ですが、魂といいますか『イズム』といいますか、元がんばれゴエモン開発スタッフであった、蛭子悦延氏も携わっており少なからずエッセンスは入っております。
今思えば、勘違いが招いた決断によってゲームソフトを購入しましたが、結果は良かったですし、私が抱えていた『期待』をも良い意味で裏切られております。
がんばれゴエモンの過去作はSFC→64→プレステ→DSと順を追ってプレイしておりますし、ゴエモンたるはなんぞや?を心得ているつもりです。それを踏まえた上で、今作は購入したことを後悔してはいません。
むしろ2周目縛りプレイかますくらいにハマってます。
最後に
長くなりましたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。ゲームレビュー記事なんて私は書いたこと今まで1度もなかったのですが、このゲームが私をそう動かせたんだと思ってくだされば何よりです。
年末年始、ぜひ「和」の明るい楽曲が聴ける『豆狸のバケル』プレイしてみてはいかがでしょうか。爽快なアクションに、少しクスっと笑えるような3Dアクションゲームになってます。
お子様から大人まで、しっかりと年齢層もカバーされておりますので、迷うことなく購入いただけたら幸いです。
引用:
『株式会社グッド・フィール公式サイト』
『御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!~公式サイト』
『GOOD-FEEL YouTubeチャンネル』
『グッド・フィール(グビット)公式X(エックス)』
『豆狸のバケル 公式X(エックス)』
公式Xのアップデート情報にて、よりプレイを快適にするため、細やかな修正も入っております。今後も安心してプレイできそうです。
もし要望など問い合わせがあるのであれば、公式サイトにてお問い合わせページがあります。
「こうしたらいいんじゃないの?」「これがあったらいいのに!」なんて要望、もしかしたら通るかもしれません。よければご活用ください。
『お問い合わせ - 御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!~ | 株式会社グッド・フィール』
最後までご覧いただきありがとうございました!
白のかがやき