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【おすすめ本】読みきってよかったと思える怒涛の伏線回収ミステリ
『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成
~こんなひとにおすすめ~
*きれいに伏線回収されるのが好き
*一気読み本を探している
*心理戦が好き
*ハラハラドキドキしたい
*ライトだけどしっかりミステリが好き
◆あらすじ
成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。
映画化の話題性もあり、もう読んだよ!っていう人が多い、ベストセラーですが、未読だよ!ってひとの背中を押せたらと思い書いています。
こんなに読む前と後では考え方が変わる作品はなかなかないなとおもいました。それくらい、うまく作りこまれていて、いい意味でしてやられたなぁ・・・!となる作品です。
就活を経験したことがある人にはわかると思いますが、あの期間中のメンタルのすり減りときたら…
そのなかで、このミッション。
仲間だと思ってた人たちと、バッチバチに戦わないといけない。
わたしだったら、もういいです辞退します案件です。
あのいや~な就活の独特な空気感が1冊の本にぎゅうぎゅうにつまっていて、そこでそれぞれの視点でそれぞれの思惑が見えて、うううううう!(語彙力死)
読んだひとにはわかるこの、ううううううう!という感じ。
最後までハラハラドキドキで休ませてもらえない。
最初から最後まで読み切った後に残る達成感。
苦しみながら(就活疑似体験)読んでよかったなと思える作品です。
ちょっと退屈してるよ、ってひとには背筋がピーンとするような刺激的な小説です。
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