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謙虚さが無いと、人は集まらない?

私のサラリーマン時代っていうのは、知ってる方は「そうそう〜」って口を揃えていうと思うけど、まぁ傲慢でした。

俺が!俺が!
俺は絶対に正しい!
俺は仕事ができる!
俺が社長になったる!

って、絶対絶対って言葉を常に出していたし、
誰が何を言おうが、俺が正しいって思って仕事をしていた。
周りは俺に従うしか無いってくらい、
上司でも、先輩でも、ガンガン言っていた。

ある時、社長に呼ばれた。

「野木くん、あのな、その”絶対”という言葉はやめなさい」

「は?」

「絶対なんてできるわけが無いし、もしできなかったら、格好わるい」

「はぁ・・・」

「ガッツがあるのはええけど、言葉に出さず結果を残せば格好ええぞ。」

そっか。そういうことか。。。。

今は亡き行待社長だった。
彼の直轄の部隊で新規事業開発をやった。
やりたいことをガンガンやったけど、
その代わり「マナーと男」っていうのを教えられた。
良く叱られた。
でも、彼のおかげで大人になっていった。

「お前には謙虚という言葉は無いのか?」

「はい、俺の辞書には無いっす!」

そう言ったら、大笑いされたのを覚えてる。
でも、今になって思ったのは、その頃から謙虚さを覚えて、
それが格好良いというふうに思うようになった。

「男は黙ってサッポロビール」

三船敏郎 当時のポスター

これは名コピーやと思う。

独立して、周りの人のチカラが無いと何もできないってことがわかって、
それからは、本当の意味での謙虚さっていうのがわかって、
余計なことを言わないようになった。

良く使う言葉

「儲かってますか?」

「いやいや、ずーっと低空飛行を続けてます。」


「野木さんさすがですね」

「いやいや、スタッフが優秀なんで。」


「野木さんの周りにはすごい人が集まりますね」

「いやいや、包帯パンツが面白いんですよ。」


謙虚さを笑いに変えると、もっと人は集まる。

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