#25 受験生の娘が親に隠れてインフルエンサーしてた話
情報発信系SNSについては、わたしのnoteに先立って、娘のベビ子がショート動画の投稿をしていた過去がある。
ベビ子のアカウントはフォロワー1万弱、一番再生回数の多い動画で270万(イイね15.7万)、インフルエンサーの定義というのは知らないが、その界隈ではそこそこ影響力があったに違いない(顔出し等はせず、特定ジャンルのまとめ動画ch)。
ベビ子がそのアカウントを始めたのは高二の秋だったと思う。
もともと、変なものを工作したり、創作活動が好きなひとなので、しばらくは「へえ」と思って放っておいた。
そうしているうちに、動画がバズりだし、ベビ子は毎日投稿をするようになったのだ。
やがて季節が巡り、高三の夏になった。
わたし「母さんが今日何を言いたいか分かってるよね」
ベビ子「配信やめます…」
わたし「やめなくてもいいから、一旦やすみなさい。今やることじゃないでしょ」
ベビ子「はい…」
そして高三の晩秋。
実はわたしはそれまでその動画視聴アプリをインストールしておらず、ベビ子のアカウントをフォローしていなかった。
そして、ひょんなことからベビ子のアカウント名を知り、チェックしてみたのである。
……。
こいつ、まだ毎日投稿しとるやんけ…。
そしてその晩わたしとベビ子は、歴史に残る87'巨人vs中日(クロマティ)乱闘ばりの大喧嘩となり、感情が爆発したベビ子は号泣してアカウントごと削除してしまったのだ。
今はもう喧嘩の内容を覚えてないが、きっと激昂したわたしは(クロマティのように右ストレートこそ出していないものの)ことばのぼうりょくで余程ベビ子をメタメタにしたのだろう。
以降、ベビ子は情報発信系SNSを完全にやめてしまい、時間が経ってみると、かわいそうなことをしたな…という罪悪感が残った。
で、最近ベビ子がまたXを始めたというので、ちょっと胸を撫で下ろしている自分がいたりする。
わが娘ながら表現したいことがなぞすぎる。
ふむ。よくわからん。
…で、えっと、これがプロフィールか。
👆ベビ子のXプロフィール
…いや、おまっ、ちょっ、まっ…!
…10単位おとした話、聞いてないぞ…
第二次場外乱闘勃発の予感がする、ベビ子大学二年の春であった。
おわり