予防のはなし②-生活習慣編/香り
香りで脳を活性化させよう
かつては、認知症になると、はじめに海馬がダメージをうけると考えられていたそうですが、最近では、海馬がダメージを受けるよりも前に嗅神経がダメージを受け、その情報がすこしずつ海馬に伝わり、脳機能を低下させていくのではないかと考えられるようになってきているそうです。
嗅神経を活性化させることで、そこにつながる海馬も活性化させることが出来るという研究がされ始めています。では、嗅神経を活性化させるために、わたしたちが日常生活の中で何ができるでしょう。
そのひとつが、アロマセラピーです。精油や植物に由来する芳香が、心身の健康やリラクゼーション、ストレス解消などに有効だとは知っていましたが、認知症にも効果があるとは知りませんでした。近年では、アルツハイマー型認知症の症状に改善がみられたというケースの報告もあるようです。
午前中に2時間程度、ディフューザーに精油(アロマオイル)をいれてに香りを拡散させるといいそうです。これならすぐに日常に取り入れられますね。
ディフューザーとアロマオイルは、最近は雑貨屋さんなんかでもよく見かけるこんなやつです。
ただしオイルは科学合成物ではなくて、植物から抽出されたピュアオイルでないと、嗅神経を活性化することは出来ないそうですので、注意が必要です。購入時には店員さんに確認してみましょう。
集中力UP⇒ローズマリー・カンファ
気持ちをあげる→レモン
安眠⇒真正ラベンダー
リラックス⇒オレンジスウィート
のように、香りによって効果がさまざまです。調べて・試して・効果を実感すること自体が楽しいですよ。
香りの効果とともに、新しいことを知ることで、脳の神経細胞を活性化させましょう。