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一日中、鳴り響くハンマーの音
靴の踵によく用いられる「縫い割り」という技法。
縫った糸目を見せないよう
革の表同士を縫い合わせたのち、割り開きます。
縫うこと自体は難しいことではありません。
なにせ、糸目が見えないのですから
多少の曲がりは目立ちません。
問題は、割り開く作業。
縫いあわせた革の断面を折り倒してから
ハンマーで平らにつぶしていくのですが、
この作業に手間がかかります。
今まで作った踵の低い「短靴」であるならば、
作業の距離は5cmほど。
両足分にしてもさほどの距離ではありません。
しかし今回の課題は「ロングブーツ」
その距離は片足50〜60cm。
しかも、縫い割りの箇所は、
靴の表となる革と裏となる革の前側と後側の
計4ヶ所。しかも両足。
教室には、ミシンの音はさておき、
ハンマーの叩く音が一日中響くこととなりました。
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伊藤孝|シロクロ製靴(奈良の小さな靴製作所)
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