全くもって、一子相伝ではありません。
裁断したのち、縫製も加工も最小限。
厚めの革を使っていれば
それだけで雰囲気のある靴が作れます。
しかし、今回使っている革は柔らかく、
そんなラフな仕立ては不向き。
補強が必要な箇所にひと手間加えます。
補強のテープを中に貼り、革を折り返す
「折り込み」という技法をほどこします。
技法と言うと少々、大袈裟。
靴の縫製の中でよく使われる技法のひとつ。
全くもって、一子相伝ではありません。
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伊藤孝|シロクロ製靴(奈良の小さな靴製作所)
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