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おじさんが、今さら「映え」は気にしません。

接着剤だけではまとまりにくい踵まわりは、
タックスと呼ばれる小さな釘を打ち込み、まとめていきます。

つりこみ作業では木型の底面の端から木型の側面にかけて
アッパーにシワをいれないことが求められます。
そのために使うのが、タックスではありますが
ただ打ちさえすれば平らになるわけではありません。

釘を打つ位置がとても重要。
打ちつけた釘頭の外側が平らにらなるように考えながら釘を打つ。

若いときはやっぱり考え無し。
多めに釘を打ち半ば強引に平らにしていましたが、
今は、少ない本数できれいにまとめることを意識しています。

釘のひとつひとつが均等、一定に打たれていれば
底面が平らになりやすいのが理由です。
おじさんが、いまさら「映え」を気にしたわけじゃぁございません。

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