おじさんは、想定外の人生をしぶとく生きるのだ。
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梅雨なのか、夏なのか。
蒸し蒸しする暑さの中、
設置したばかりの
クーラーを効かせて
靴づくり。
この暑さならば、
アッパーのほとんどない
サンダルでも作りたい。
そんな気持ちに蓋をして
毎度変わらぬ
スタッフシューズを作ります。
アッパーを縫い付け
底を削って張り合わせ
サンプル3号機の完成。
私の想定では
これが最終機になるはず。
あれ?
想定とは違う履き心地…。
巨大迷路のゴール直前に
行き止まりに
出くわした気分。
「え、何処から道を
間違えてたの?
何処まで道を
戻ればいいの?」
頭に浮かぶセリフは
悲劇の主人公のそれ。
完成を思い描いていた分、
ガクッとはきましたが、
毎度の話し。
ある意味慣れっこ。
また新たな
作り方を考えて
トライするのみ。
ベタつく汗と
凹んだ気持ちは
シャワーで洗い流して、
おじさんは
来週もしぶとく生きるのだ〜。
(明日は春日大社に
お参りでも行こうかしら)
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