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少しお堅く『靴の製法とは』
【 靴の製法とは 】
靴の製法とは、靴の上部(アッパー)と底部を接合する「底付け」の方法のことを指します。麻糸で縫い付ける製法、接着剤を用いる製法、液状の底材をアッパー下部に流し込み一緒に固める製法など数多くあります。その中の代表的な5つの製法について紹介します。
【 ハンドソーンウェルト製法 】
・中底にドブと呼ばれる突起を削り出し、そのドブに甲革とウェルトを縫い付け、甲革の外周(コバ)で本底とウェルトを縫い付ける製法。
・堅牢で、甲革を傷めずに本底の修理ができる。
【 グッドイヤーウェルト製法 】
・ハンドソーンウェルト製法を機械化し量産できるようにした製法。ドブの代わりにリブを中底に接着し、甲革とウェルトを縫い付ける。
・ハンドソーンウェルト製法に比べ、やや重く、硬い履き心地。
【 ステッチダウン製法 】
・外側につりこんだ甲革を中底、本底と共にだし縫いする製法。
・構造が簡単で、屈曲性に優れ、軽量な製法である。
【 マッケイ製法 】
・甲革を中底、本底と共に靴の内側でだし縫いする製法。
・ステッチダウン製法と同様に構造が簡単で軽量な製法である。
・縫う必要がないコバは、薄く狭くでき、デザインの制約が少ない。
【 セメンテッド製法 】
・甲革、中底、本底を接着剤で貼り付け、圧着する製法。
・機械による大量生産ができ、市場の靴の大半がこの製法です。
・デザイン性の高い靴が作れ、高級な婦人靴にも用いられる製法。
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伊藤孝|シロクロ製靴(奈良の小さな靴製作所)
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