君たちは眩しい

靴を作っていることをダイレクトに実感できる「底付け」は、
縫製の練習が少し食傷気味の学生全員が待ちに待っていた作業。
瞳の輝きがいつもと違って見えます。

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　　伊藤孝 / シロクロ製靴

初めて使う専用工具「ワニ」で革を引っ張りながら釘を打つ。
見れば簡単そう。理屈は分かる。
けれども、実際にやるとなると悪戦苦闘。

目の輝きは曇ってしまってないかしら。
少し心配して見守ります。

そんな私の心配はどこ吹く風。
瞳の輝きは俄然、増すばかり。
一緒に額の汗まで輝いて見えます。
お見それ致しました。

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