#3 旅と機内食
機内食って楽しみにしてる?
LCCだと機内食は有料サービスだし食べ物の持ち込みもできないし、とにかくよい睡眠をとることだけに専念していてあまり気にしていなかった機内食。
フルサービスによく乗るようになった頃にはマウスピースの歯列矯正を始めてしまったために、食事前後の脱着や歯磨きに行くのが面倒で食べる機会が一気に減った機内食。とほぼ同時期にJALやANAが事前に「機内食不要」をリクエストできるようになったことで断ることを遠慮する必要もなくなりますます遠のいてしまった機内食。
それでも、飛行機に乗っているとちょこちょこと思い出やエピソードがあるのも機内食。
JAL Meal Skip Option
ちなみにJALで「機内食不要」のリクエストをすると、始めのころは食事が出ない代わりにオリジナルアメニティセットがもらえた。それがあるときから廃止になり、変わりに「社会貢献プログラムにご協力いただきありがとうございます」と言われ始めるように。最近では普通に食事が提供されそうになり「機内食は頼んでないです、要らないです」と言うと「え??」となるときも。同じJALでも路線なのかその時のチームなのかサービスレベルはいろいろあるみたい。
想い出いっぱいの機内食
JAL
マウスピースをつけているときは味や色のついたドリンクも飲めないから、好きだったコンソメも飲めなくなっちゃったけど、「お水でいいです」と言うと何回か「お水はいかがですか?」って声かけてくれたり(そんなに飲めないけど)、食事不要なことに関して体調が良くないのでは?と気にかけてもらえることもあったり、さすがはきめ細やかなJAL。
そして機内食はいらないよって言ってもドリンクとともに配ってくれるJALのあられ。今でも機内ではマウスピースを着用しているから結局持ち帰ることになるんだけど、あれが美味しいことに最近気づいてちょっと楽しみになっている。
最近、台湾からの帰国便でビジネスクラスに乗る機会があって、せっかくだから久しぶりにマウスピースは外して機内食を堪能した。正直ファーストクラスでもないしどうかな?と思ってしまった自分が恥ずかしいくらい美味しくてびっくり。しかも東京ー台北路線65周年記念の日だったらしく、スペシャルメニューのケーキまで出てきたのはちょっと感動。
エア・カナダ
今までの最長フライトはエア・カナダで行ったトロントで飛行時間は約13時間。帰国便のときは積雪のために3時間近く機内待機になったから合計約15時間コース!
そんな時でも機内ではお手洗い以外に動かないからまったくお腹も空かないんだけど、メインの機内食やドリンクを散々堪能したあとにカップラーメンが提供されたときには仰天した。全然いらないのよ。しかも帰国便では爆睡中にもかかわらずテーブルに置いていくから匂いで目が覚めたときには完全に汁なし麺になっていた。さすがに食べられず。ごめんなさい。
中国国際航空(エア・チャイナ)
お国柄が出てると思ったのは中国国際航空。搭乗が始まってまだ乗客が席を探したり荷物を棚にしまったりしている間を縫って、CAさんは丁寧にポットで淹れたウーロン茶を配り歩いていた。これは国際線でも中国の国内線でも同様でけっこう美味しい。
だけど荷物をしまう人、お茶を配る人、お茶を飲みたい人、早々に飲み終わりさっそくトイレに並ぶ人たちで機内はごった返していた。とてもうれしいサービスではあるけど、なかなか機内が落ち着かずいつまでたっても出発できそうになくてちょっとハラハラした記憶が。今でもこのサービスあるのかな?
立榮航空(ユニー航空)
台湾の国内線を乗り継いで高雄から澎湖諸島へ行ったとき、たった40分程度のフライトだけどドリンクサービスで「麥香」と言う麦芽飲料が配られた。たしかリンゴジュースもあったような気がするけどなぜか「麥香」を受け取ってしまった。
個人的には台湾は大好きで何を食べても外れなしの美食天国だと思っているんだけど、これだけは壊滅的に口に合わなかった!そしてアッという間に着陸態勢に入ったこともあってほぼ飲めないままお返ししたのは本当に申し訳ないと思ったけど、今でもあの味はトラウマ。
香港エクスプレスと香港航空
LCCで有料の機内食を注文してまで食べたことはまだないんだけど、最近香港エクスプレスの機内食をチェックしてみて驚いたのは香港ローカルメニューがめちゃくちゃ充実してること!香港式フレンチトーストやエッグワッフル、煲仔飯みたいなご飯からお粥まで飛行機乗った瞬間から香港に入国した気分にさせてくれるわけだ。
昔、香港航空のビジネスクラスに当選したとき、楽しみにしていた香港式ミルクティーが意外と普通のインスタントミルクティーだったときのがっかり感は今でも忘れられない思い出。
いろいろ思い出してたらまた機内食を食べてみたくなった。次回の旅行はバンコク。帰国便では機内食不要にはしてないから今からちょっと楽しみ。